長野県 > 上田・小諸・佐久 > 上田市立美術館(サントミューゼ)
上田市立美術館は、長野県上田市にある地域の芸術・文化活動の中心として知られる美術館です。そのルーツは、洋画家山本鼎(やまもと かなえ)の功績を讃える「上田市山本鼎記念館」に遡ります。山本鼎は、大正時代に児童自由画教育運動や農民美術運動を上田市から全国へと広げた先駆者として高く評価されています。
1959年には、山本鼎の業績を顕彰するため記念館設立推進委員会(委員長:堀込義雄氏)が発足し、全国的な募金活動が展開されました。これに加えて、上田市からの敷地提供、長野県からの補助金などの支援を受け、1962年10月8日、上田城二の丸跡にある上田公園内に上田市山本鼎記念館が開館しました。
この記念館は、長年にわたり山本鼎に関する資料や作品を展示し、地域の文化・芸術に貢献してきましたが、2014年9月30日をもって閉館し、その機能と精神は上田市立美術館へと受け継がれました。
上田市立美術館は、多様な展示スペースと市民参加型の施設を備えた美術館として、地域に開かれた文化拠点となっています。美術館は2階建てで、各階にそれぞれ異なる機能が設けられています。
さらに、美術館中央には緑と光に包まれた中庭も設けられており、訪れる人々の憩いの場となっています。
上田市立美術館では、山本鼎の作品を中心に、多彩な芸術家たちの作品を収蔵・展示しています。以下は主な収蔵作家の一覧です。
開館時間:午前9時 ~ 午後5時
休館日:毎週火曜日、祝日の翌日、年末年始(12月29日~1月3日)
サントミューゼ(santomyuze)は、上田市立美術館と上田市交流文化芸術センターを核とした複合型文化施設です。2014年10月2日、旧日本たばこ産業上田工場跡地にオープンし、以来、演劇、音楽、美術など多様なジャンルの文化活動を支え続けています。
その独創的かつ機能的な建築は高く評価され、中部建築賞を受賞しています。建物の設計には自然との調和が意識されており、来館者が芸術に触れるだけでなく、心地よい時間を過ごせるように設計されています。
サントミューゼは、地元アーティストの活動支援や子ども向けの教育プログラム、さらには全国レベルの芸術公演までを包括する、まさに市民と芸術をつなぐ“ミューズ(芸術の女神)”的存在です。
上田市立美術館とサントミューゼは、過去の偉大な芸術家たちの精神を受け継ぎながら、次代を担う人々に芸術の喜びと創造の場を提供しています。観光や文化に興味のある方には、上田の魅力を感じられる格好のスポットといえるでしょう。
上田市を訪れた際には、ぜひ美術館とサントミューゼに足を運び、地域に根ざした芸術文化の深さと美しさをご体感ください。