長野県 » 上田・小諸・佐久

ビーナスライン

夏の高原を楽しむドライブルート

高原の絶景を楽しめる無料の観光山岳道路です。特に夏のドライブは最適で、美しい高山植物が咲き誇る風景が広がります。

長野県の茅野市街から上田市の美ヶ原高原に至る全長約76キロメートルのドライブルートです。ビーナスラインを車で走ると約1時間30分で美ヶ原高原まで到着します。

途中には見晴らしの良い展望エリアや遊歩道、美術館、道の駅などがあり、見所はたくさんあります。

ビーナスラインの名前は、沿道にある蓼科山の山容が女神に例えられたことに由来しています。ビーナスラインは、蓼科有料道路と霧ヶ峰有料道路を併せて呼ばれる愛称であり、無料開放後も継続して使用されています。

大規模観光道路

もともとは軽井沢と上高地を結ぶ中信高原スカイラインとして計画された大規模な観光道路の一部で、有料道路として建設・運営されました。1986年から順次無料開放され、2002年に全線が無料開放されました。

ビーナスラインは中央自動車道 諏訪ICや中央本線茅野駅から蓼科高原、八ヶ岳山麓、白樺湖、車山高原、霧ヶ峰、美ヶ原などの高原観光地を結ぶ道路として、国道152号や国道142号と連絡しています。

ただし、八島ヶ原湿原 駐車場と美ヶ原の区間は11月下旬から4月下旬まで冬季閉鎖されます。

4つの区間

ビーナスラインは大きく4つの区間に分けることができます。

  1. 茅野市街地から白樺湖までの蓼科高原エリアで、温泉街や観光施設が点在するエリアです。
  2. 白樺湖から車山高原を経て霧ケ峰高原までの白樺高原・霧ヶ峰エリアで、八ヶ岳連峰や南アルプス、乗鞍岳、北アルプスなどの山々を望むことができます。
  3. 霧ケ峰高原から落合大橋までの鷲ヶ峰・茶臼岳脇を通るワインディングロード区間で、多彩なカーブが楽しめます。
  4. 落合大橋から美ヶ原高原までの急勾配・最高所に至る区間で、特にヘアピンカーブが連続するつづら折りの道路が特徴です。

地理

ビーナスラインは八ヶ岳中信高原国定公園の高原地帯を通り、蓼科高原、白樺湖、車山高原、霧ヶ峰、八島ヶ原湿原、美ヶ原高原などの観光地が沿道に並ぶ、絶景ドライブルートが展開されます。

森林や高原地帯をワインディングロードで抜けて行く景観は、日本有数の美しさを誇ります。

特に、長野県道40号諏訪白樺湖小諸線の沿線には、白樺湖や車山などがあり、天候が良い日には富士山まで見ることができる素晴らしい景色が広がっています。

白樺湖は周囲約4キロメートルの湖畔に、ホテルや土産物店、美術館、遊園地などがあります。湖畔でのんびりと過ごすのも良いでしょう。湖畔には温泉もあり、景色を眺めながら贅沢なひとときを過ごすことができます。

霧ヶ峰では、7月ごろには高山植物のニッコウキスゲの花が咲き乱れ、長野県道194号霧ヶ峰東餅屋線の沿道には八島ヶ原湿原があります。

霧ヶ峰周辺では、春から秋にかけての早朝には雲海が見られることもあります。

和田峠から美ヶ原高原までの区間は、針葉樹林地帯で、アップダウンのあるワインディングロードが続きます。

美ヶ原高原では美術館で巨大な現代彫刻を楽しむことができます。美ヶ原高原はゴール地点であり、ドライブの最後の見どころです。

標高約2,000メートルの道の駅美ヶ原高原からは、上田盆地と北アルプスを一望することができ、360度の絶景が広がります。

ビーナスラインは特に夏におすすめのドライブルートです。美しい高原の風景や高山植物、絶景が広がり、楽しみがたくさんあります。ぜひ時間をかけて訪れ、ビーナスラインを堪能してください!

宿泊する場合は美ヶ原高原から松本市が便利で、美ヶ原温泉と浅間温泉がおすすめの温泉地です。夜のライトアップされた松本城も見応えがあるので、合わせて楽しんでください!

Information

名称
ビーナスライン
リンク
公式サイト
住所
長野県茅野市~上田市

上田・小諸・佐久

長野県