小川村は、長野県の北部に位置する自然豊かな村であり、美しい山々と谷川に囲まれた景観が魅力です。長野市と白馬村のほぼ中間にあり、「ふるさと信州風景100選」や「信州サンセットポイント百選」に選ばれるほど、四季折々の風景が人々の心を和ませます。
また、小川村は全国の美しい農山村が加盟する「日本で最も美しい村連合」の一員でもあります。手つかずの自然や、昔ながらの暮らしが色濃く残るこの村は、訪れる人々に深い感動を与えてくれます。
小川村は、長野県上水内郡に属し、標高の高い山々と渓谷に囲まれた風光明媚な土地です。村の中央を流れるのは、犀川の支流である土尻川であり、この川へ向かって傾斜した地形が、深く美しい谷を形成しています。土地の約69%(2007年時点)が森林であり、面積はおよそ58平方キロメートルに及びます。
北には虫倉山脈、南には筏山脈が東西に広がり、豊かな自然に囲まれています。標高1,000m前後の場所には冷涼な気候と澄んだ空気が広がっており、星空観察にも適しています。
2005年には周辺自治体との合併により、旧鬼無里村や旧戸隠村が長野市に、旧美麻村が大町市に編入されました。また、2010年には旧信州新町と旧中条村が長野市に編入され、現在では長野市、大町市、白馬村と隣接しています。
かつて小川村一帯は、戸隠神社(顕光寺)が支配しており、「小川の庄」と呼ばれる皇室の荘園として知られていました。南北朝時代末期には、三河国を追われた水野氏の庶流・小川左衛門貞綱がこの地に入り、布留山城(古山城)を築きました。
その後、北信濃の有力豪族である村上氏に敵対したことで滅ぼされ、支配は大日方氏へと移ります。戦国時代には、仁科氏に従っていた大日方氏も、やがて武田信玄の勢力下に入り、軍役110騎を担ったとされています。武田氏滅亡後は、上杉氏と徳川氏の勢力争いの中で分派しましたが、最終的には上杉景勝の移封後、土着して帰農したと伝えられています。
小川村の北部、標高およそ1,000mの場所には、大洞高原が広がっています。ここには小川天文台があり、60cm反射望遠鏡で満天の星空を観察できます。隣接するプラネタリウム館や星と緑のロマン館(宿泊施設)、室内スポーツが可能なアルペンドームも完備され、自然と宇宙をテーマにした滞在が可能です。
村内には、縄文時代の暮らしを再現したテーマパーク「縄文おやき村(小川の庄)」や、長野県県宝に指定されている高山寺の三重塔、そして猫檀家伝説で知られる曹洞宗の法蔵寺(通称:ねこ寺)など、歴史と文化に触れられる場所が点在しています。
歴史的には重要な遺構である古山城跡も見どころの一つです。また、村の守り神である小川神社では、申・寅年に伝統の御柱祭が盛大に執り行われ、多くの観光客で賑わいます。
村民や観光客に親しまれているスポーツ・レジャー施設には、びっくらんど小川があります。こちらではトレーニングジム、プール、体育館などが利用でき、健康づくりや交流の場として重宝されています。
また、小川村の歴史や暮らしを学べる小川村郷土歴史館(ふるさとらんど小川)、旧長野県知事公舎、旧上水電気発電所資料館なども見どころです。
薬師沢石張水路工は、歴史的価値のある登録有形文化財であり、地域の生活を支えた水利施設として大切に保存されています。さらに、村の中心的施設であるバスティ高府は、旧川中島バス営業所跡地に設けられたバスターミナル、コミュニティスペース、村営住宅を兼ねた複合施設です。
北アルプスを一望できる絶景の宿「林りん館」は、静かな山あいで贅沢な時間を過ごせる人気の宿泊施設です。また、湯の沢温泉 小川の湯では、地元の人々にも愛されるやわらかなお湯に浸かりながら、日々の疲れを癒すことができます。
小川村は、美しい自然と豊かな歴史を兼ね備えた魅力あふれる村です。四季折々の風景、古き良き日本の暮らし、星空や歴史を体感できる多彩な観光資源が訪れる人々を優しく迎えてくれます。喧騒を離れて、心から癒やされる旅を楽しみたい方にとって、小川村はまさに理想的な目的地といえるでしょう。