歴史と復活の歩み
かつては「竜王スキー場」として知られていたこの施設は、1990年代のバブル経済崩壊の影響を受けて経営難に陥ります。しかし、民事再生法の適用を経て、営業を継続。現在では日本スキー場開発の傘下で再生し、国内外のスキーヤー・スノーボーダーに親しまれています。
沿革
- 1961年(昭和36年):竜王開発株式会社が発足。地元の出資を得て索道事業を開始。
- 1990年(平成2年):温泉掘削やリフト・ロープウェイなどに70億円を超える再開発投資を実施。
- 1991年(平成3年):166人乗りの大型ロープウェイ「竜王ロープウェイ」を導入。
- 2005年(平成17年):民事再生法を申請し、野村系の投資会社から出資を受けて再生。
- 2009年(平成21年):日本スキー場開発株式会社が竜王観光株式会社を買収。
- 2010年(平成22年):商号を「株式会社北志賀竜王」に変更し、現在に至る。
ゲレンデ情報
全体構成
竜王スキーパークは、標高差と地形を活かし「山頂エリア(スカイランド)」「中腹エリア(木落としコース)」「山麓エリア(バレー)」の3つのセクションに分かれています。各エリアに13基のリフトが設置され、最盛期には17基が稼働していました。
山頂エリア(スカイランド)
標高1,930mに位置するこのエリアは、北アルプスを望む絶景と樹氷が広がり、パウダースノーが楽しめるのが特長です。主に初級者向けのコースが展開されており、以下のコースがあります。
- スカイランドA:展望に優れた林間コース
- スカイランドB:パノラマコース、途中分岐型
- スカイランドC:スカイランド第1クワッドリフトから左に分岐
- スカイランドD:2010シーズン以降は休止中
中腹エリア(木落としコース)
中級〜上級者向けの挑戦的な急斜面が揃うのが木落としエリア。滑走難易度が高いため、初心者はロープウェイで山麓まで降りることが推奨されます。
- 木落としa:尾根を滑り降りる旧コース。現在は立ち入り禁止。
- 木落としb:最大傾斜36度の非圧雪急斜面。上級者向け。
- 木落としc:迂回コースとして設けられたが、幅が狭く難易度は中級以上。
- 木落としe:2012年に開設されたツリーラン対応の超上級コース。
山麓エリア(バレーエリア)
初心者から上級者まで幅広い層が楽しめるエリアで、強風の影響も少なく快適な滑走が可能です。
- バレー第1:ホテル前に位置し、利用者が多い。
- バレー第2:中級者向け。モーグルコースとポールバーンあり。
- バレー第3:初級コース。混雑しやすい。
- バレー第4〜第10:ロープウェイ連絡コースや急斜面、緩斜面の構成。
ロープウェイ
「ベセル」と呼ばれる大型ロープウェイは、山麓エリアと山頂のスカイランドエリアを結びます。166人+ガイド1名を収容可能で、日本最大級の輸送力を誇ります。
アクセス情報
車でのアクセスは、上信越自動車道・信州中野インターチェンジから国道292号および国道403号を経由して現地に到着可能です。冬期はスタッドレスタイヤの装着またはチェーンの携行が必要です。
最後に
竜王スキーパークは、その歴史と復活劇、そして多様なゲレンデ構成により、多くのスノースポーツファンを魅了しています。初心者から上級者まで楽しめる環境が整っており、また、四季折々の自然美も楽しめるスポットとして、今後も注目が集まることでしょう。