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馬曲温泉

(まぐせ おんせん)

長野県木島平村に佇む癒しの湯処

馬曲温泉は、長野県北東部に位置する下高井郡木島平村にある温泉地で、旧国名では信濃国にあたります。馬曲川沿いの美しい山あいに広がる自然豊かな場所にあり、日帰り温泉施設「馬曲温泉望郷の湯」や簡易宿泊施設「梨の木荘」が整備され、訪れる人々に安らぎを与えてきました。

泉質と温泉の特性

泉質:弱アルカリ性単純温泉
源泉温度:39.5℃(平成18年9月4日分析)
湧出量:毎分160リットル(1日あたり230,400リットル)
外観:無色透明の柔らかな湯

この温泉は、肌に優しい弱アルカリ性のため、美肌効果も期待でき、子どもから高齢者まで幅広い年代の方に親しまれています。

施設案内と絶景の魅力

馬曲温泉望郷の湯

「馬曲温泉望郷の湯」は、標高の高い場所に位置し、晴れた日には雄大な北アルプスの山々を一望できる露天風呂が自慢の施設です。特に雪景色の時期には、その美しさが際立ち、日本経済新聞が選ぶ「雪景色の素晴らしい温泉」として東日本で第一位に評価された実績を持っています。

梨の木荘

隣接する「梨の木荘」は、素泊まり専門の簡易宿泊施設で、自然の中で静かに過ごしたい方にぴったりの宿です。手頃な価格で温泉旅行が楽しめるため、リピーターも多く訪れています。

馬曲温泉の歴史

温泉の発見から開湯まで

馬曲温泉の歴史は比較的新しく、1960年代に実施された地質調査において、温泉資源の存在が示唆されたことが始まりです。その後、長年にわたる計画を経て、1982年(昭和57年)に開湯されました。当初は野天風呂のみで、季節限定の営業という形でした。

通年営業への転換と施設整備

より多くの人々に利用してもらえるよう、村では通年営業の実現を目指しました。その一環として、温泉近くを流れる馬曲川の水を利用した小水力発電による揚水設備の導入や、周辺施設を含む「馬曲温泉公園」の整備が進められました。

施設の拡充と歩み

1988年(昭和63年)には、現在の「望郷の湯」が開業。さらに、1997年(平成9年)には宿泊施設「梨の木荘」も整備され、地域の観光と交流の拠点として多くの人々を迎えるようになりました。

営業休止と再開への道のり

第三セクターからの移行

施設を運営していた第三セクター「木島平観光株式会社」の民営化に伴い、2023年4月1日より一時休業となりました。この間、「望郷の湯」および「梨の木荘」はともに営業を休止し、新たな運営体制の構築が急務となりました。

再出発に向けた準備

2023年10月31日、木島平村と長野市の企業「株式会社BJ」との間で、馬曲温泉株式会社の株式譲渡および施設に関する使用貸借契約が締結され、復活に向けた道が開かれました。

営業再開

約1年の休業期間を経て、2024年4月27日、新たな運営者のもとで馬曲温泉望郷の湯が営業を再開しました。地域の人々や観光客からの期待を背負い、リニューアルされた姿で再び癒しの湯を提供しています。

馬曲温泉へのアクセス方法

公共交通機関を利用する場合

最寄駅はJR飯山線・飯山駅で、駅からはバスで約20分の距離に位置しています。バスの運行状況は事前に確認することをおすすめします。

自動車を利用する場合

上信越自動車道の豊田飯山ICを下車後、国道117号線を北上します。飯山市内の「中央橋西」交差点を右折し、国道403号線に入り、「上木島」交差点を左折。木島平村に入ると案内板が見えてきますので、その指示に従って進むとスムーズです。

馬曲温泉が提供する癒しと体験

自然との一体感を楽しむ

馬曲温泉の最大の魅力は、何と言っても四季折々の自然に包まれた絶景の中で湯浴みが楽しめることです。春は新緑、夏は爽やかな風、秋は紅葉、冬は真っ白な雪景色――まるで絵画のような景色が広がり、訪れるたびに異なる魅力が感じられます。

地元とのつながりを感じる

施設の再開にあたっては、地元住民や企業が一丸となって支援を行い、地域全体で盛り上げる体制が整えられました。馬曲温泉は、まさに地域に根ざした温泉地として、観光資源の中核を担っているのです。

まとめ

馬曲温泉は、長野県木島平村の豊かな自然の中にありながら、利便性の高いアクセスと心地よい泉質、絶景の露天風呂を備えた魅力あふれる温泉地です。歴史を経て人々に愛され続け、2024年には新たな運営のもとで営業を再開しました。これからも多くの人々に癒しと感動を提供してくれることでしょう。

Information

名称
馬曲温泉
(まぐせ おんせん)

野沢温泉・志賀高原

長野県