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横手山

(よこてやま)

信州と上州を望む名峰

長野県と群馬県の県境にたたずむ名山

横手山は、長野県下高井郡山ノ内町と群馬県吾妻郡中之条町との境界に位置する標高2,307メートルの火山です。上信越高原国立公園の一部である志賀高原の南東端にあり、日本海と太平洋の分水嶺である中央分水界上に存在します。四季折々の自然や景観が魅力で、年間を通じて多くの観光客が訪れます。

山体の特徴と地形

横手山は非対称の形をしており、南側と西側は急斜面をなし、北側と東側は比較的なだらかな傾斜を持っています。長野県側には志賀高原が広がり、観光開発が進んでいます。一方、群馬県側には草津温泉や万座温泉があり、国道292号を通じて結ばれています。この国道は横手山の南に位置する渋峠で中央分水界を越えており、渋峠は全国の国道の中で最も標高の高い地点(2,172m)としても知られています。

横手山の山頂と眺望

広く平らな山頂と信仰の地

横手山の山頂は比較的広く、東側はなだらかですが、西側は切り立っており、風景が一変します。山頂南東の最も高い地点には2等三角点が設置されており、そのすぐそばにはかつて山岳信仰の対象とされた横手山神社があります。近年では「パワースポット」として注目を集めるようになりました。

見晴らしと展望台

横手山の山頂からは素晴らしい眺望を楽しむことができます。北端にある横手山スカイリフト駅の2階には「満天ビューテラス」という展望台があり、天候に恵まれれば富士山、北アルプス、佐渡島まで遠望できます。また、クランペットカフェには南西方向に「プライベートテラス」も整備されています。

スノーモンスターとナイトツアー

冬の横手山では、針葉樹のオオシラビソが雪と風により樹氷(スノーモンスター)となり、幻想的な風景が広がります。夜間にはスノーモンスターナイトツアーも実施され、多くの観光客がその神秘的な景観を楽しみに訪れます。

横手山・渋峠スキー場

スキーと絶景の融合

横手山はもともとスキー場として開拓された山で、北西斜面に横手山スキー場、南東斜面に渋峠スキー場があります。これらは「横手山・渋峠スキー場」と総称され、特に志賀高原内でも眺めの良さとアクセスのしやすさからスキーヤーに非常に人気があります。

山スキーの醍醐味を味わえるコース

横手山から熊の湯に一気に滑り降りるコースや、渋峠から万座温泉・草津温泉方面へのルートは、山スキーとしての醍醐味を味わえるコースとして知られています。特に上級者には人気が高く、変化に富んだ滑走を楽しめます。

山頂周辺の観光施設

カフェと山小屋でくつろぐ

横手山山頂やその周辺には魅力的な施設が点在しています。以下はその代表的な施設です。

2307スカイカフェ

標高2,060m地点にある山小屋風のカフェで、ウォシュレット付きのトイレが完備された唯一の施設です。名物は地元特産のネマガリダケを使った「竹の子ピザ」で、絶景を眺めながらの食事が楽しめます。

横手山頂ヒュッテ

「日本一高いところにあるパン屋さん」として知られ、スカイレーターやリフトのほか、私道や登山道でもアクセス可能です。パンはもちろん、雲の上の風景とともにくつろぎのひとときを過ごせます。

クランペットカフェ

2020年に改装され、「プライベートテラス」が新設されました。こだわりのクランペットとドリンクを味わいながら、山頂の美しい景色を楽しめます。

渋峠ホテル

県境に建つことで有名な「渋峠ホテル」は、館内に群馬県と長野県の境界線が描かれており、記念撮影スポットとして人気です。手作りパンの販売も行われています。

交通アクセスと登山情報

登山道

横手山には2本の登山道(参道)が整備されています。

自家用車でのアクセス

長野県側からは湯田中経由で志賀高原を通り、群馬県側からは草津温泉または有料道路「万座ハイウェー」を利用します。また、横手山頂ヒュッテへは事前連絡の上、専用私道を使って自家用車でアクセスも可能です(台数制限あり)。

横手山スカイレーター

スカイレーターは横手山観光の名物である動く歩道です。これにリフトを組み合わせて山頂まで快適にアクセスできます。夏季には周遊コースも整備され、家族連れでも気軽に高山の景色を楽しめます。

まとめ:四季を通して楽しめる絶景の地

横手山は、その雄大な自然と観光施設の充実ぶりから、春夏秋冬いつ訪れても魅力を感じられる名山です。絶景と信仰、レジャーと癒しが調和したこの地で、心も体もリフレッシュするひとときをお楽しみください。

Information

名称
横手山
(よこてやま)

野沢温泉・志賀高原

長野県