野沢温泉スキー場は、長野県下高井郡野沢温泉村に位置する、日本でも有数の大規模スキーリゾートです。村が保有するこのスキー場は、2005年より指定管理者制度により株式会社野沢温泉が運営しており、地方公営企業法が全て適用されている公営企業でもあります。
野沢温泉スキー場では、やまびこゲレンデから上の平、パラダイス、ビギナー林間、そして日影ゲレンデまでを一続きで滑走すると、なんと最長10kmという日本でも屈指のロングランを楽しむことができます。また、山頂(やまびこ)から最下部(柄沢)までの標高差は1,085mにも達し、ダイナミックな滑りを体感できます。
かつては村が直営していましたが、団体客を優先する営業方針が個人客の離反を招き、さらにウィンタースポーツ人口の減少も重なり経営が悪化しました。2005年に民間企業「株式会社野沢温泉」が指定管理者となり、運営を引き継いで以降、改善が図られ、2016-2017シーズンには40万人超の来場者を記録しました。
2010年12月には、「野沢温泉村スキー場安全条例」が施行され、指定されたコース・ゲレンデ以外で遭難した場合には捜索費用の負担が明記されるなど、安全面にも配慮されています。
1912年にスキーが野沢温泉に伝わり、1923年にはスキークラブが発足。1925年には日影ゲレンデに初のジャンプ台が設置され、1928年には50m級ジャンプ台が完成するなど、古くからスキー文化の中心地として発展してきました。
野沢温泉スキー場は、初心者向けの緩やかな斜面から、上級者向けの急斜面までバラエティ豊かなゲレンデが揃っています。全体では36コース、リフト数20基以上を誇り、広大なエリアで思う存分スキーやスノーボードを楽しめます。
日影ゲレンデにはジップラインが整備され、スキーシーズンでも利用可能です。また、小毛無Bコースでは自動撮影システム「ゲレロク」が導入され、自分の滑りを記録することができます。
近年の暖冬と降雪量の減少を受け、上の平ゲレンデややまびこゲレンデなどに人工降雪機が導入され、安定したゲレンデコンディションが維持されるようになりました。
野沢温泉スキー場は、野沢温泉街と密接に結びついており、滑走後には温泉街でのんびりと湯めぐりが楽しめます。歴史ある温泉地とスキーリゾートの融合は、訪れる人々に癒しと感動を与えてくれます。
野沢温泉スキー場は、長い歴史と伝統を持つ日本を代表するスキー場の一つです。多彩なゲレンデ、最新の設備、そして温泉街との連携により、スキー愛好者はもちろん、初心者やファミリーまで幅広い層に支持されています。四季を通じて魅力あふれるこの地で、ぜひ特別なひとときをお過ごしください。