斑尾高原は、標高約1,000メートルに位置する自然豊かな高原リゾートです。長野県飯山市と新潟県妙高市にまたがるこの地域は、雄大な斑尾山の山麓に広がり、四季を通じてさまざまな魅力を楽しむことができます。冬は上質な天然雪を活かしたスキーやスノーボード、夏は爽やかな気候の中でトレッキングや避暑を楽しめるリゾートとして知られています。
夏の平均気温はおおよそ20℃前後と非常に過ごしやすく、避暑地として最適です。涼やかな風と澄んだ空気が訪れる人々を癒やします。一方、冬季には100%天然雪が降り積もるスキーリゾートへと姿を変え、非圧雪のパウダースノーを活かしたスキーやスノーボードが堪能できます。また、日本最大級のツリーランコースでは、森の中を滑走する特別な体験が可能です。
春や秋には、トレッキングやハイキングで美しい自然を満喫できます。
斑尾高原は、長野県飯山市の八坊塚地区および新潟県妙高市の樽本丙・上樽川・東の平・前田・沼・小和清水・小左エ門沢・八坊主・斑尾といった地域にまたがっています。地理的には長野と新潟の県境に位置しており、周囲は美しい森林と山々に囲まれています。
斑尾高原スキー場は、北信五岳のひとつである斑尾山の北斜面を利用したスキー場で、起伏に富んだ地形と豊富な天然雪が魅力です。初心者から上級者まで楽しめる全24本のコースが整備され、日本一の数を誇るツリーランコースも設置されています。さらにスノーボードは全面滑走可能で、過去にはフリースタイルスキー・ワールドカップが開催されたこともあります。
斑尾高原スキー場は、初心者から上級者まで楽しめる多彩なコースを備えています。 特に、自然の地形を活かしたツリーランコースは日本最大級の規模を誇り、多くのスキーヤーやスノーボーダーに人気です。
初心者向けの「初心者Aコース」「ユートピアコース」から、中級者以上向けの「チャンピオンコース」「ジャイアントコース」「パウダーラインコース」など、多彩なレベルに対応しています。また、子ども向けの「キッズパーク」、ボード初心者専用コースや「冒険コース」なども整備され、家族連れにも安心して利用いただけます。
斑尾高原スキー場は、隣接するタングラムスキーサーカスと連絡しており、共通リフト券を利用することで両スキー場を滑走することが可能です。スキーエリアの広がりと変化に富んだコース構成により、スキー・スノーボードファンに人気のスポットとなっています。
1972年の開業以来、斑尾高原スキー場は多くの運営体制の変遷を経て発展してきました。2005年には運営会社が民事再生法を申請し、施設の売却と再編が行われました。その後、株式会社マックアースやアジアゲートホールディングスなどの傘下を経て、2022年にはペイシャンス・キャピタル・グループ(PCG)が運営を引き継ぎました。
斑尾高原には、まだらおの湯という天然温泉施設があり、高原の景観を望みながら温泉でゆったりとした時間を過ごすことができ、スキーやトレッキングで疲れた身体を癒すことができます。
斑尾高原の中心部から約2.5kmの場所に位置する希望湖は、夏にはバスフィッシング、冬にはスノーシューでのハイキングが楽しめる自然豊かなスポットです。特に冬季(1~3月)は湖面が雪に覆われ、幻想的な風景を堪能できます。
斑尾高原内には、斑尾高原ホテルをはじめ、「Lodge Raven」「ブルーベリーペンション」「ペンションウッディルーク」など、さまざまなスタイルの宿泊施設があります。ペンション街はトレッキングコースにも近く、高原ステイの拠点として最適です。
リゾートエリア内には、「斑尾高原紫音ハープミュージアム」といった文化施設もあり、自然やアクティビティだけでなく、静かなひとときを過ごしたい方にもおすすめです。
地域グルメとしては、飯山市富倉地区に伝わる富倉そばが有名で、山ごぼうの繊維をつなぎに使う独特な食感が魅力です。
斑尾高原トレッキングトレイルは、ペンション街を中心に整備された全長約50kmのコースで、初心者でも安心して歩けるルートです。春から秋にかけて多くのハイカーで賑わいます。また、信越トレイルにも接続しており、上信越高原国立公園の豊かな自然を満喫しながら長距離の山歩きも楽しめます。
斑尾高原の観光開発は、1967年に長野県企業局が計画を決定したことから始まりました。1972年には斑尾高原スキー場と斑尾高原ホテルが開業し、リゾートエリアとしての基盤が築かれました。その後もリゾート施設の拡充が続きました。
1982年からは、「ニューポート・ジャズ・フェスティバル・イン・斑尾」が開催され、多くの音楽ファンを魅了しました。このイベントは2003年を最後に休止されましたが、斑尾高原の文化的な一面を象徴するイベントでした。
1989年には東急不動産グループによって「タングラム斑尾東急リゾート」が開業し、翌年にはゴルフクラブも併設され、年間を通じて利用できる滞在型リゾートが整備されました。さらに、1997年には会員制ホテル「東急ハーヴェストクラブ・斑尾」が、1999年には温泉も開発され、総合的な滞在ニーズに応える施設が整いました。ゴルフ、宿泊、温泉、レジャーを一体化した総合リゾートとして発展を遂げてきました。
2002年には、長電バスの代替として飯山駅~斑尾高原間にコミュニティバスが運行を開始し、アクセス性が一層向上しました。
2005年、斑尾高原開発株式会社は経営再建を目指し民事再生法の適用を申請。現在では新たな運営体制のもとで観光地としての役割を維持しています。
最寄り駅はJR北陸新幹線・飯山駅およびえちごトキめき鉄道・妙高高原駅です。各駅からはシャトルバスやコミュニティバスが運行しており、アクセスも比較的便利です。
車で訪れる場合は、上信越自動車道・豊田飯山ICから約16kmとなっており、冬期はスタッドレスタイヤやチェーンの装着が推奨されます。
斑尾高原は県境にあるため、地名や郵便、電話などが少し複雑です。住所上は「長野県飯山市斑尾高原」と記載することで、新潟県側の施設でも問題なく郵便が届きます。また、全域で市外局番0269(長野県飯山MA)が使用されており、商用電源は60Hz、中部電力からの送配電を受けています。
斑尾高原は、スキーやトレッキングなど多彩なアクティビティに加え、温泉や文化施設、豊かな自然も満喫できる総合リゾート地です。季節を問わず訪れるたびに新たな魅力を発見できる場所として、多くの観光客に愛されています。ご家族連れはもちろん、自然を愛する方、アウトドアを満喫したい方にもおすすめの観光地です。