須坂市動物園は、長野県須坂市の臥竜公園内に位置する市立の動物園で、地域に密着した憩いの場として親しまれています。1962年(昭和37年)10月1日に開園して以来、市民や観光客に愛され続けています。
臥竜公園の地形を活かし、臥竜山の斜面を利用した飼育エリアには、ニホンジカなどが展示されています。動物たちがのびのびと暮らせる自然豊かな環境が魅力です。
園の南側には、淡水魚を中心に展示する水族館や、幼児向けの遊具施設があり、家族で楽しめる工夫がされています。
竜ヶ池の正面口には、D51形蒸気機関車401号機が展示されており、鉄道ファンにも人気のスポットです。
手書きの案内板や動物との距離が近い展示方法が、この動物園ならではの温かみのある雰囲気を作り出しています。
アカカンガルーのハッチはテレビ番組『天才!志村どうぶつ園』などで紹介され、一躍有名になりました。サンドバッグにキックする姿が話題を呼び、須坂市動物園の名を全国に広めました。
ハッチは神戸市から来た「クララ」との間に「クラッチ」「キャッチ」などの子供をもうけ、ファミリーで親しまれてきました。2009年にハッチは老衰で亡くなりましたが、今も多くの人の心に残る存在です。
冬になると、カピバラが浴槽につかる「カピバラ温泉」が登場。ほのぼのとした光景が訪れる人々を癒してくれます。
年間を通して、夜の動物園探検隊、メリー・クリスマZOO、Happy New Yearイベント、写真展、フォーラムなど、バラエティ豊かなイベントが開催されています。
アカカンガルー、日本犬(川上犬)、カピバラ、カラカル、ツキノワグマ、マントヒヒ、サバンナモンキー、タイワンザル、ニホンザル、アライグマ、ハクビシン、ホンドタヌキ、ギンギツネ、ベンガルトラ(臥桜・未桜)、バーバリーシープ、プレーリードッグ、ポニー、ミニブタ、ヤギ、ロバ、ワオキツネザル など
キボウシインコ、オジロワシ(国内最長寿)、フンボルトペンギン、フラミンゴ、インドクジャク、シロクジャク、キンケイ、ギンケイ、ハッカン、トウテンコウ、チャボ、ニホンキジ、セキセイインコ、チョウゲンボウ など
哺乳類13種、鳥類14種、爬虫類2種を展示。標本展示を通して動物への理解を深めることができます。
かつてはオオサンショウウオや黄金色のナマズなども展示されていましたが、施設の老朽化に伴い2015年5月6日をもって閉館しました。
開園時間:午前9時〜午後4時45分(最終入園は午後4時まで)
休園日:月曜日(祝日の場合は翌日)、および年末(12月29日〜31日)
※4月・5月・8月は無休で営業
入園料:一般(高校生以上)200円、中学生以下70円、未就学児は保護者同伴で無料
団体割引もあり、30人以上で1割引、100人以上で2割引となります。
電車:長野電鉄「須坂駅」下車、すざか市民バス(南北線・仙仁線・米子線)で「臥竜公園」または「臥竜公園入口」下車、徒歩約10分。
※日曜・祝日は「仙仁線」のみ運行。
臥竜公園および動物園には共通の駐車場があります(市立博物館前、西口、看護学校東側、テニスコート前など)。
駐車料金は無料ですが、「さくらまつり」期間中は一部有料になります。
臥竜公園は、1931年に本多静六博士の設計により築造されました。「日本さくら名所100選」などに選ばれており、約800本の桜やアヤメ・フジ・ツツジ・アジサイなどが園内を彩ります。
臥竜山には、若者が竜になって暴れたという伝説が残るほか、古墳、須田城跡、堀家の霊廟など歴史的見所も豊富です。ウォーキングコースも整備され、自然と歴史を同時に楽しめます。
竜ヶ池周辺には風情ある茶店が並び、名物の黒いおでんや団子が楽しめます。春は桜、夏は風、秋は紅葉、冬は雪景色と、一年を通じて訪れる価値のある場所です。
須坂市動物園は、小規模ながら温もりと個性に溢れた動物園です。隣接する臥竜公園とあわせて訪れることで、自然・動物・歴史を一度に楽しめる贅沢な時間を過ごすことができます。ご家族連れはもちろん、カップルや一人旅の方にもおすすめです。長野観光の際は、ぜひ足を運んでみてはいかがでしょうか。