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ジンギスカン街道

(がいどう)

ひつじの町「信州新町」の国道沿いに数多くのジンギスカン店

信州新町地区を走る国道19号線沿いには、複数のジンギスカンのお店があり、そのエリアはジンギスカン街道として知られています。目印は赤いのぼり旗です。

信州新町では独自の漬け方で羊肉を楽しむ文化が根付いています。りんごやスパイスなどを使った醤油ベースのタレに漬け込まれ、漬け込みスタイルが特徴です。

ジンギスカン街道には合計7軒の店舗があり、地元で育てられたサフォーク種の肉を味わうことができるお店もあります。さらに、地元の特産品であるサフォーク種の肉やオリジナルのタレで漬け込まれたジンギスカンを購入できる店舗も存在します。

店舗情報「食べられるところ」

信州不動温泉さぎり荘
自家製秘伝のタレで漬け込まれたジンギスカンが自慢です。コース料理や和食会席の宴会も可能。多彩なレストランメニューで、食事から宴会まで幅広く対応しています。

レストラン むさしや
長野市から近く、むさしや食品の直営店です。肉質にこだわり、多彩な種類の肉を提供しています。ボリューム満点のお得品もおすすめ。無煙ロースターを使用しています。

ルート19 新町ドライブイン
水内ダムの上流に位置し、地元では「ルート19」として親しまれるお店。焼いたジンギスカンにタレやソース、七味を自分好みで付けて食べるスタイルが特徴。

ジンギスカン荘
元祖のジンギスカン店で、地元産のリンゴをベースにしたタレで肉を一枚一枚丁寧に漬け込んでいます。炭火で焼かれるジンギスカンは香ばしさが際立ちます。

ろうかく荘
信州新町の中心に位置し、ろうかく湖と北アルプスの美しい景色を楽しむことができます。炭火で焼く伝統的なスタイルで、フルーツやスパイスをミックスした秘伝のタレが人気です。テラス席もあり、風景と一緒に楽しむことができます。

お食事処 ひはら
松本市から近い場所にあり、ジンギスカンの他に手打ち蕎麦も楽しめます。お子様にも合う味付けで、タレに焼いたニンニクが使用されています。畳の部屋もあるので、家族での利用もおすすめです。

リバーテラス 山河
国道19号にあるラム肉専門のジンギスカン店舗。サフォークラムや最上級のラム肉を使用した料理が味わえます。

ひつじの町

信州新町は、昭和5年にめん羊の飼育が始まりました。コリデール種とメリノー種という品種が使われました。その当時の羊は毛と肉の双方が有効に利用され、価格も良かったため、信州新町の乾燥した気候が飼育に適していたことや、養蚕の残り物や豆殻が餌として使われたことから、羊を飼う農家が増え、昭和20年代後半には4,000頭もの羊が存在しました。

ジンギスカン料理の始まり

ジンギスカン料理は、昭和11年の料理講習会でその美味しさを体験した人々によって徐々に広まりました。昭和26年には観光協会が東屋を建て、信州新町への訪問者をもてなすことで、ジンギスカン料理がさらに知れ渡りました。

ジンギスカンの定着

昭和40年代から50年代にかけて、交通が便利になり、ジンギスカン料理を提供する店が増え、ついには「ジンギスカンの町信州新町」として確立されました。

サフォーク種の導入

「ジンギスカンの町信州新町」は地域に根付いていきましたが、めん羊産業は化学繊維の普及や安価な輸入品により衰退していきました。しかし、昭和57年になって肉用のめん羊であるサフォーク種が導入されました。この「信州新町産サフォーク」は羊独特の臭みがなく、伝統的な漬け込みジンギスカンだけでなく、ステーキやたたき、しゃぶしゃぶなど、様々な調理法で楽しむことができることから評判となりました。以降、「ひつじの町」や「ジンギスカンの町」として信州新町はますます有名になりました。

Information

名称
ジンギスカン街道
(がいどう)
リンク
公式サイト
住所
長野県長野市信州新町
電話番号
026-262-2245

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