白樺湖は、長野県茅野市と北佐久郡立科町の境界に位置する湖で、標高1,416メートルの高原に広がる人工湖です。湖の周囲は約3.8キロメートル、面積は約36ヘクタールに及び、八ヶ岳中信高原国定公園の一角を占めています。
湖畔には遊園地や美術館、日帰り温泉、スキー場、ホテルやペンションが点在し、年間を通じて多くの観光客が訪れる人気のリゾート地となっています。
春の白樺湖は、雪解けとともに新緑が芽吹き、湖畔は柔らかな緑に包まれます。白樺の木々が一斉に芽吹く姿は高原の爽やかな風景を作り出し、散策やウォーキングを楽しむ人々で賑わいます。
夏は標高1,400メートルを超える立地から避暑地として多くの観光客を魅了します。カヌーやカヤック、ボート遊び、湖畔でのサイクリングやキャンプなど、アクティビティも豊富です。また、湖畔に広がる花畑や清々しい空気も魅力の一つです。
秋には周囲の八子ヶ峰や霧ヶ峰、車山の山々が色づき、湖面に映り込む紅葉が絶景を生み出します。遊歩道を歩きながら、赤や黄色に染まった木々を間近に感じられるのも白樺湖の魅力です。
冬は周辺のスキー場がオープンし、多くのスキーヤーやスノーボーダーが訪れます。湖面は凍結し、かつてはワカサギ釣りも楽しむことができました。雪景色に包まれた白樺林と湖は、幻想的で静謐な冬の風景を描きます。
湖畔には観光やレジャーを満喫できるスポットが多数整備されています。遊園地「池の平ファミリーランド」や美術館、温泉施設が立ち並び、子どもから大人まで幅広い世代が楽しめます。また、テニスコートやサイクリングコース、乗馬体験施設など、アウトドアスポーツも充実しています。
湖の周囲には遊歩道が整備されており、ランニングや散策にも最適。湖畔から望む蓼科山や車山の雄大な姿は訪れる人々の心を癒します。
白樺湖は農業用水の確保を目的に1946年に建設されました。造成以前、この地は音無川源流に広がる静かな高層湿原で、シラカバやカラマツ、アシなどが生い茂る自然豊かな環境でした。ダムが築かれたことで湖が誕生し、その後、観光地として整備が進められていきました。
完成当時には湖に沈んだ白樺の木々が枯死して湖面に突き出し、幻想的な光景を生み出していたといいます。現在ではその姿は消えましたが、湖の名前として「白樺湖」の由来を感じさせます。
白樺湖はビーナスラインと呼ばれる観光道路沿いに位置しており、ドライビングコースとしても全国的に知られています。市街地から湖までの道のりは四季折々に美しい風景が広がり、特に夏や秋には絶好のドライブスポットです。
白樺湖は、自然の美しさと人々の営みが融合した高原リゾートです。春は新緑、夏は避暑、秋は紅葉、冬はスキーと、一年を通じてさまざまな楽しみ方ができます。湖畔に整備されたレジャー施設や温泉、美術館なども充実しており、家族旅行や友人とのレジャー、または静かな一人旅にも最適です。訪れるたびに異なる表情を見せる白樺湖は、信州を代表する観光地のひとつとして今も多くの人々を惹きつけています。
中央道諏訪ICより約40分
中央道諏訪南ICより約40分
上信越道佐久ICより約50分