長野県 > 諏訪・蓼科・八ヶ岳 > 小海町 高原美術館

小海町 高原美術館

(こうみまち こうげん びじゅつかん)

八ヶ岳の自然と調和する現代建築と芸術の空間

小海町高原美術館は、長野県南佐久郡小海町にある町立の美術館で、1997年に開館しました。設計を手がけたのは、世界的に有名な建築家安藤忠雄氏。コンクリート打ち放しのシンプルかつ洗練されたデザインで、周囲に広がる八ヶ岳の自然と美しく調和する空間を提供しています。館内では、郷土の芸術家による作品や現代美術、デザイン、建築に関する企画展を開催し、訪れる人々に深い芸術体験を届けています。

自然と建築が融合する美術館

美術館が建つのは、八ヶ岳の麓に広がる松原湖高原。建物は地下1階、地上1階の2層構造で、屋上には展望デッキが設けられています。屋上からは北八ヶ岳の雄大な山並みを一望でき、館内からは秩父連山の美しい景色が広がります。美術作品の鑑賞だけでなく、自然と一体になった空間を楽しめるのが、この美術館の大きな魅力です。

安藤忠雄氏による建築は、鉄筋コンクリートの質感を活かしながらも、周囲の緑豊かな自然と調和するよう設計されています。訪れる人は、モダンな建築美と自然の美しさを同時に楽しめるでしょう。

所在地とアクセス情報

住所:長野県南佐久郡小海町豊里5918-2
美術館の周囲には、松原湖松原湖温泉「八峰(やっほー)の湯」といった観光スポットもあります。美術館と温泉の間には割引制度が設けられており、芸術鑑賞と温泉入浴を組み合わせた充実の一日を楽しむことができます。駐車場は温泉施設と共用で、車で訪れる方にも便利です。

小海町高原美術館の特徴と魅力

充実したコレクションと企画展

小海町高原美術館の最大の特徴は、郷土にゆかりのある芸術家の作品と、現代美術・デザインを扱った企画展を積極的に開催していることです。特に、次のような著名な作家の作品を所蔵しています。

また、戦前の貴重なSPレコードも所蔵しており、音楽と美術を融合させた独自の展示も魅力の一つです。さらに、現代アートやデザインに関する企画展も充実しており、過去には映画監督新海誠氏の作品が展示されたこともあります。

島岡達三 ― 人間国宝の陶芸家

収蔵品の中でも特に注目すべきは、島岡達三氏の作品です。島岡氏は1919年に生まれ、栃木県益子町を拠点に活動した陶芸家で、「益子焼の中興の祖」濱田庄司に師事しました。彼は縄文象嵌技法を考案し、日本の民芸陶器の発展に大きく貢献しました。その功績が認められ、重要無形文化財保持者(人間国宝)となりました。

小海町高原美術館では、島岡氏の温かみのある陶器作品を間近で鑑賞できます。シンプルでありながら力強い造形は、日本の伝統と現代性を兼ね備えた美を感じさせます。

栗林今朝男と谷本清光 ― 郷土の芸術家たち

小海町高原美術館は、地元にゆかりのある芸術家の作品を積極的に紹介しています。栗林今朝男氏は、国画会の会員として日本画の分野で高い評価を得てきました。また、谷本清光氏も小海町在住の画家として、地域文化の発展に貢献しています。

芸術と自然を楽しむ過ごし方

展望デッキからの絶景

美術館の屋上にある展望デッキは、訪問者にとって特別なスポットです。ここからは、北八ヶ岳の雄大な山々を一望でき、四季折々に変化する風景を楽しめます。特に秋は紅葉、冬は雪景色と、どの季節に訪れても感動的な景観が広がります。

温泉とセットで楽しむ

美術館の隣には、松原湖温泉「八峰の湯」があります。芸術を鑑賞した後、温泉でゆっくりと疲れを癒すのは小海町ならではの楽しみ方です。美術館と温泉の間には割引制度があるため、セットで訪れる人も多いのが特徴です。

周辺観光スポット

美術館を訪れた際には、松原湖北八ヶ岳登山など、自然を楽しめる観光スポットもぜひ巡ってみてください。美術と自然、温泉という組み合わせは、非日常を体験できる贅沢な一日を提供してくれるでしょう。

まとめ ― 芸術と自然に包まれる贅沢な時間

小海町高原美術館は、安藤忠雄氏による美しい建築、郷土ゆかりの作家や現代アートを紹介する展示、そして八ヶ岳の雄大な自然とが融合した特別な空間です。芸術に触れながら、山々の絶景を楽しみ、さらに温泉で癒される――そんな贅沢な時間を過ごすことができます。

芸術愛好家はもちろん、自然を愛する方や、旅先で特別な体験を求める方にとっても、この美術館は訪れる価値があります。次の休日には、小海町高原美術館で心豊かなひとときを過ごしてみてはいかがでしょうか。

Information

名称
小海町 高原美術館
(こうみまち こうげん びじゅつかん)

諏訪・蓼科・八ヶ岳

長野県