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松本市美術館

(まつもとし びじゅつかん)

松本市美術館は、長野県松本市中央に位置する市立の美術館で、地元ゆかりの芸術家の作品を中心に展示を行っています。開館以来、多彩なコレクションと企画展を通じて、市民や観光客に芸術文化の魅力を伝え続けています。

歴史と歩み

この美術館は2002年4月に開館しました。開館当初から、松本市出身の世界的芸術家・草間彌生をはじめ、書家・上條信山、洋画家・田村一男、さらには池上百竹亭や細川宗英など、信州にゆかりのある芸術家の作品を中心に展示しています。特に、美術館の玄関横には草間彌生の大型彫刻作品「幻の華」が野外展示されており、来館者を出迎えています。

その後、美術館は2021年4月から約1年間にわたり大規模改修工事を行いました。展示ケースや壁の補修、照明のLED化、赤ちゃん休憩室の設置など、来館者がより快適に芸術を楽しめるよう環境を整備し、2022年4月にリニューアルオープンしました。

館内の施設と展示構成

1階フロア

1階には、市民が気軽に芸術活動に親しめる市民アトリエ講座室版画室などの教育普及施設が整備されています。子どもから大人まで幅広い世代が芸術を学び、創作できる環境が整っています。

2階フロア

2階は企画展示室多目的ホール市民ギャラリーが配置されており、国内外の注目展や市民参加型の展示が開催されています。動きのある多様なプログラムが特徴です。

3階フロア

3階は、松本市が収集した貴重な美術資料を中心とした常設展示室となっています。特に、松本出身の書家・上條信山や、信州の山をこよなく愛した洋画家・田村一男の作品は記念展示室でまとめて鑑賞できます。また、世界的に著名な草間彌生の作品も展示されており、国内外から多くのファンが訪れます。

草間彌生と「幻の華」

美術館正面に設置されている草間彌生の巨大彫刻作品「幻の華」は、松本市美術館を象徴する存在です。草間彌生の作品は、館内外ともに多くの来館者を魅了しており、松本が誇る芸術文化の発信拠点として重要な役割を担っています。

収蔵作品と企画展

松本市美術館は、郷土ゆかりの芸術家の作品や、山岳・音楽をテーマにした美術作品を数多く収蔵しています。年間およそ4回の企画展を開催しており、収蔵品を活用したコレクション展も随時行われています。草間彌生の特集展示や、上條信山、田村一男の記念展示は特に人気があり、地元だけでなく海外からも多くの来館者が訪れています。

教育普及と市民活動の拠点

美術館内には市民ギャラリーこども創作館があり、市民や子どもたちが芸術に親しむための活動拠点となっています。講座やアトリエ活動を通じて、地域住民の自主的な創作活動を支援し、芸術文化の普及と発展に寄与しています。

建築概要

松本市美術館は、宮本忠長建築設計事務所によって設計され、第44回BCS賞を受賞しています。敷地面積は約10,185㎡、延床面積は約7,742㎡で、SRC造・S造を用いた地上3階建て(一部4階)の建物です。カフェ・レストラン棟や市民創造ひろばも併設され、芸術鑑賞とともに憩いの時間も過ごせます。

交通アクセス

JR松本駅から徒歩約15分とアクセスが良く、バスを利用することも可能です。松本周遊バス「タウンスニーカー」や市内循環バスを利用すれば、美術館最寄りの停留所で下車してすぐに訪れることができます。

まとめ

松本市美術館は、松本が誇る芸術文化の拠点として、地元ゆかりの芸術家の作品や世界的に活躍する草間彌生の作品を通じて、多くの人々に感動と創造の場を提供しています。観光で訪れる方はもちろん、市民にとっても親しみやすい文化施設であり、松本市を訪れる際にはぜひ立ち寄りたいスポットのひとつです。

Information

名称
松本市美術館
(まつもとし びじゅつかん)

松本・上高地・塩尻

長野県