道の駅信州新野千石平は、長野県下伊那郡阿南町に位置し、国道151号沿いにある道の駅です。標高約800メートルの高原に広がる「千石平」と呼ばれる地域にあり、澄んだ空気と美しい自然が訪れる人々を迎えます。ここは、愛知県から長野県へと続く“信州の南の玄関口”として知られ、地域の伝統や食文化、特産品を通して南信州の魅力を発信しています。
道の駅がある千石平は、広々とした高原地帯で「信州の残したい風景100選」にも選ばれた美しい場所です。周囲を山々に囲まれ、春には新緑、夏には爽やかな風、秋には紅葉、冬には雪景色と、四季折々の表情を見せます。峠を越えると一面に広がる平原は、訪れる人々に安らぎを与える癒しの風景として知られています。
阿南町は古くから伝統芸能や祭りが盛んな地域であり、国道151号は「祭り街道」とも呼ばれています。伝統ある獅子舞や霜月祭など、地域の人々が大切に受け継いできた文化が今も息づいており、道の駅はその文化交流の拠点としても機能しています。
「道の駅信州新野千石平」は、2000年(平成12年)8月18日に正式登録され、2015年には国土交通省の「重点道の駅候補」に選ばれ、翌2016年に正式に「重点道の駅」として選定されました。運営は地元企業の株式会社 蔵が行っており、地域の特産品販売や観光情報の発信などを通じて、南信州の魅力を発信しています。
この道の駅の名物は、香ばしい味噌だれが香る特大御幣餅(ごへいもち)です。ほかにも、清流で育ったヤマメや、夏の名産であるトウモロコシ「あんみつ姫」「甘太郎」など、地元ならではの食の魅力が満載です。
併設された農産物直売所では、地元で採れた新鮮な野菜や果物、山菜、きのこなどが豊富に並びます。特に原木椎茸や手づくりこんにゃくは人気の商品で、訪れるたびに季節ごとの新しい味覚に出会えます。
春には山菜や平久の筍、肉厚で香り高い原木椎茸が並びます。自宅でも椎茸を育てたい方には、原木の販売も行っています。
夏は高原の恵みが最も豊かになる季節。朝採れのトウモロコシ「あんみつ姫」や「甘太郎」は甘みが強く、予約販売されるほど人気です。トマトやきゅうり、新野なすなどの高原野菜もおすすめです。
実りの秋には、天然のきのこや南信州産の松茸が登場します。また、近隣の松川町から届くリンゴや梨、新野産の新米も人気です。野沢菜や蜂の子など、信州らしい山の幸も豊富です。
冬になると、甘みの強いサンふじや、南信州特産の市田柿が並びます。干し柿や干しきのこ、地元産大豆、こんにゃく芋など、寒い季節ならではの保存食や郷土食材も魅力です。
道の駅内には、食堂(9:00〜17:00)や売店(8:00〜18:00)があり、地元食材を使った料理やお土産が楽しめます。トイレや公衆電話も24時間利用可能で、ドライバーにとっても安心の設備が整っています。
普通車47台、大型車5台、身障者用2台を完備しています。年中無休で、いつ訪れても快適に利用できるのが魅力です。
国道151号および国道418号からアクセス可能で、愛知県豊根村や飯田市方面からのドライブ途中の立ち寄りにも最適です。
「道の駅信州新野千石平」は、南信州の豊かな自然と人々のぬくもりに出会える場所です。四季折々の味覚や伝統文化を通して、訪れる人々に信州の魅力を伝えるこの場所は、まさに南信州の玄関口にふさわしい道の駅といえるでしょう。