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駒ヶ根市

(こまがねし)

アルプスが二つ映えるまち

駒ヶ根市は、長野県南部・南信地方に位置する自然豊かな都市です。1954年(昭和29年)に市制が施行され、中央アルプス(木曽山脈)と南アルプス(赤石山脈)の雄大な山々に抱かれたこの地域は、「アルプスが二つ映えるまち」という美しいキャッチフレーズで知られています。天竜川の清流と広大な田園が調和した風景は、訪れる人々の心を癒してくれます。

産業と地域の特色

駒ヶ根市では、古くから稲作が盛んに行われ、豊かな水資源と肥沃な土地を活かした農業が地域の基盤を支えています。また、近年では電機産業や精密機械工業が発展し、長野県内でも重要な産業都市の一つとして成長を遂げています。

この地は、かつて音響機器メーカーケンウッドの創業の地としても知られています。本社機能は他地域へ移転しましたが、長年にわたり駒ヶ根の技術力を支えてきました。また、健康酒として知られる養命酒の唯一の製造工場があることでも有名です。養命酒のテレビCMに登場する工場風景は、実際にこの駒ヶ根工場で撮影されたものです。

さらに、駒ヶ根市は酒どころとしても知られています。日本酒・地ビール・ワインと、さまざまなアルコール飲料が造られており、中でも「信濃鶴」で知られる株式会社長生社は、日本で5番目に「純米酒しか造らない蔵」として名を馳せた酒造会社です。

地理と自然環境

駒ヶ根市は伊那谷の中央部、天竜川の河岸段丘上に位置しています。市内からは、中央アルプスと南アルプスの両方を望むことができ、四季折々に異なる表情を見せる山々が市の象徴となっています。

山岳

市の西端は木曽山脈の主稜線にあたり、宝剣岳檜尾岳空木岳など、名だたる山々がそびえ立っています。一方、東端は伊那山地の主稜線であり、高鳥谷山戸倉山などが市の風景を形づくっています。

河川

中心市街地の西側を流れるのは、信州を代表する清流天竜川。その支流として太田切川中田切川が市内を東西に横切り、街に潤いと自然の調和をもたらしています。

文化と歴史を感じる施設

駒ヶ根市には、地域の歴史や自然、民俗文化を紹介する多くの文化施設があります。その中心となるのが駒ヶ根市立博物館です。ここでは、郷土の歴史や自然、芸術に関する多くの資料が展示されています。

また、付属施設として駒ヶ根市郷土館駒ヶ根市民俗資料館もあり、古くからの生活様式や文化遺産を後世に伝える役割を担っています。特に郷土館は大正時代の洋風建築を移築した貴重な文化財で、当時の建築技術の粋を今に伝えています。

観光スポットと自然体験

駒ヶ根市の観光の中心は、やはり中央アルプスです。宝剣岳木曽駒ヶ岳の登山口として知られ、多くの登山客が訪れます。特に人気なのが、駒ヶ岳ロープウェイで訪れる千畳敷カールです。ここは日本有数の氷河地形(圏谷)であり、夏には高山植物が咲き誇る絶景の地。四季を通じて訪れる価値のある観光スポットです。

ロープウェイ終点には、日本一標高の高いホテルとして知られるホテル千畳敷があり、眼下に広がる山岳パノラマを楽しみながら宿泊することができます。冬には駒ヶ根高原スキー場がオープンし、スキーやスノーボードを楽しむ観光客で賑わいます。また、温泉地としても有名な早太郎温泉では、美肌効果のあるアルカリ性単純温泉を堪能できます。

名所・旧跡と文化の香り

駒ヶ根市内には、歴史ある神社仏閣や史跡も点在しています。光前寺は霊犬早太郎伝説で知られる名刹で、美しい庭園とともに信仰と伝説の世界を体感できます。また、大御食神社安楽寺なども、地域に深く根差した信仰の場として多くの参拝者を集めています。

食文化と名産品

駒ヶ根市のグルメといえば、何といってもソースかつ丼。揚げたてのとんかつに特製の甘辛ソースをたっぷりとかけ、ご飯の上にのせたボリューム満点の一品です。市内の多くの飲食店で提供されており、地元の味として親しまれています。

また、地元の清らかな水と豊かな自然環境で育った野菜や果物も人気があります。リンゴやブドウ、トマトなどが代表的で、直売所や道の駅で新鮮な農産物を購入することができます。

まとめ

自然・文化・産業が見事に調和する駒ヶ根市は、訪れる人々に多彩な魅力を提供してくれる地域です。中央アルプスの絶景、歴史ある寺社、美味しい地元グルメ、そして温泉と、どの季節に訪れても新たな発見があります。信州の真ん中で、自然と人の温かさに触れる旅を楽しんでみてはいかがでしょうか。

Information

名称
駒ヶ根市
(こまがねし)

伊那・駒ヶ根

長野県