エルツおもちゃ博物館・軽井沢は、長野県北佐久郡軽井沢町に位置するミュージアム・パーク「ムーゼの森」を構成する文化施設の一つです。1998年4月に開館し、ドイツ・エルツ地方に古くから伝わる木製おもちゃの魅力を紹介しています。博物館の設計は、木の温かみと自然との調和を大切にする「類設計室」によって手がけられました。
本館は、ドイツ・ザイフェン村にある「エルツ地方のおもちゃ博物館(Erzgebirgisches Spielzeugmuseum Seiffen)」の姉妹館として誕生し、くるみ割り人形やクリスマスピラミッドなど、精巧で愛らしい木製玩具を収集・展示しています。館内では300年以上にわたり職人たちの手によって作り続けられてきた伝統的な木工芸品の数々をご覧いただけます。
展示館「Leben(レーベン)」では、エルツ地方の文化とともに受け継がれてきた木のおもちゃを、多角的な視点から紹介しています。内部はA・B・Cの3つの展示室に分かれ、それぞれに異なるテーマが設けられています。
A展示室では、エルツ地方の代表的な木製おもちゃを多数展示しています。一角には、実際の玩具工房を再現したコーナーがあり、職人たちの丁寧な作業風景を感じながら、制作の様子を想像することができます。木の香りに包まれながら、ものづくりの温もりに触れることができる空間です。
B展示室では、エルツ地方ザイフェン周辺における木工おもちゃの歴史的背景や発展の過程を、模型や写真、資料とともに紹介しています。くるみ割り人形や煙を吹くパイプ人形など、長年にわたり人々に愛され続けているアイテムが所狭しと並び、子どもから大人まで多くの人々を魅了します。
C展示室は、現代のマイスター(匠)たちが手がけた最新の作品を展示するスペースであり、年に数回の企画展も開催されています。伝統を守りながらも、現代の感性や技術を取り入れた作品の数々は、新しいエルツ玩具の魅力を発信し続けています。
散策や展示鑑賞の後は、ミュージアムカフェ「Ruhe(ルーエ)」で一息つくのもおすすめです。自然豊かな環境に囲まれたカフェでは、軽食やスイーツを楽しみながら、ゆったりとした時間を過ごせます。ガラス窓越しに森を眺めながら、心と体をリフレッシュしてください。
ミュージアムショップ「Baum(バウム)」では、エルツ地方を代表するくるみ割り人形やクリスマスピラミッド、パイプ人形などが豊富に揃えられています。木の温もりあふれる店内には、実際に手に取って楽しめる商品が多数あり、大人も童心に返って楽しむことができます。
また、ヨーロッパ各国の知育玩具や、季節に合わせたインテリアグッズなども販売されており、贈り物や旅の思い出としてもぴったりの品々が揃っています。なお、ショップのご利用に入館券は不要で、どなたでも自由に入店いただけます。
「森の生活館 ブリューテ」は、暮らしの提案をテーマとしたセレクトショップで、ナチュラルライフを彩る雑貨や衣類、手仕事によるクラフト製品などを取り扱っています。軽井沢の自然と調和するライフスタイルを感じさせる商品が揃っており、訪れるだけでも新しい発見がある魅力的な空間です。
絵本のお店では、懐かしい洋書絵本や仕掛け絵本、人気キャラクターグッズなどを豊富に取り揃えています。特に「ピーターラビット」シリーズ関連の商品は人気が高く、ポストカードやオリジナルグッズなども販売されています。企画展に合わせた限定商品なども展開されるため、展示鑑賞の後にはぜひお立ち寄りください。
開館時間: 9:30~17:00(12月〜1月は10:00~16:00)
休館日: 1月中旬~2月は全館休館、その他の期間は火曜日休館。
特別営業: ゴールデンウィークおよび7月~9月の繁忙期は無休で開館しております。
電車とバスをご利用の場合:
・しなの鉄道「中軽井沢駅」から町内循環バスで約10分、「風越公園」下車 徒歩約5分。
・北陸新幹線・しなの鉄道「軽井沢駅」から軽井沢美術館・観光循環バスで約30分、「ムーゼの森」下車すぐ(夏季限定運行)。
エルツおもちゃ博物館・軽井沢は、木の温もりと手作りの魅力に満ちた空間で、世代を問わず楽しめる場所です。軽井沢の豊かな自然に包まれながら、心安らぐひとときをお過ごしください。