軽井沢絵本の森美術館 ― 絵本の歴史と夢の世界
欧米絵本の歩みをたどる美術館
軽井沢絵本の森美術館は、1990年7月に開館した絵本専門の美術館で、「欧米絵本の歩み」をテーマとしています。約15,000平方メートルの広大な敷地に複数の展示館や図書館、イベントスペースが配置され、森の中を歩くように各施設を巡ることができます。
主な施設と見どころ
- 第一展示館:吉田新一文庫などを収蔵し、絵本の資料的価値を伝える展示。
- 第二展示館:季節ごとの企画展が開催され、多彩な絵本文化の魅力を紹介。
- 第三展示館:拡張施設として新たな展示空間を提供。
- 絵本図書館:自由に閲覧可能な絵本が並び、親子で楽しめる読書スペース。
- 森の家:イベントやワークショップが行われるカンファレンス・スペース。
館内には「絵本のお店」などのショップや、カフェ「ルーエ」も併設されており、散策の合間に一息つくことも可能です。設計は建築事務所類設計室が手がけており、建物は周囲の自然との調和が意識されたデザインとなっています。
ピクチャレスク・ガーデン ― 絵のように美しい庭園
軽井沢絵本の森美術館の中心には、ピクチャレスク・ガーデンと名付けられたナチュラルガーデンが広がっています。イギリスの著名なガーデンプランナーポール・スミザー(Paul Smither)の手により2010年に設計され、自然に近い植物の配置と季節感のある景観が訪れる人々を癒してくれます。
エルツおもちゃ博物館・軽井沢 ― 木のぬくもりを感じる伝統玩具の世界
ドイツ・エルツ地方のおもちゃ文化を伝える博物館
エルツおもちゃ博物館・軽井沢は、1998年4月に開館した、ドイツ・エルツ地方の伝統木工おもちゃを中心に展示する専門館です。この施設もまた類設計室によって設計されており、ザイフェン村立「エルツ地方のおもちゃ博物館」との姉妹館として深い繋がりを持っています。
主な展示内容
- Leben(レーベン):博物館の主要展示館。
- A展示室:くるみ割り人形やクリスマスピラミッドなど、エルツ地方の伝統的おもちゃを展示。実際の玩具工房の再現もあり、製作の工程を見ることができます。
- B展示室:エルツ地方・ザイフェンのおもちゃの歴史的変遷を解説。
- C展示室:現代のマイスターによる作品や企画展示を展開。
館内にはミュージアムカフェ「Ruhe(ルーエ)」やショップ「Baum(バウム)」も併設されており、木製玩具やお土産の購入、軽食も楽しめます。また、生活提案型のセレクトショップ「森の生活館ブリューテ」も立ち寄りスポットとして人気です。
利用情報
開館時間と休館日
開館時間:9:30〜17:00(12月〜1月は10:00〜16:00)
休館日:1月中旬〜2月休館、開館期間中は火曜定休(ただしゴールデンウィークおよび7月〜9月は無休)
アクセス方法
- しなの鉄道「中軽井沢駅」から町内循環バスで約10分、「塩沢湖」下車徒歩2分、または「風越公園」下車徒歩8分
- 北陸新幹線・しなの鉄道「軽井沢駅」から軽井沢美術館・観光循環バス(夏期のみ)で約20分、「ムーゼの森」下車すぐ
周辺観光スポット
ムーゼの森の周辺には、さまざまな観光・文化施設があります。例えば、軽井沢タリアセンには、軽井沢高原文庫、深沢紅子野の花美術館、ペイネ美術館などがあり、文芸・美術を幅広く楽しむことができます。また、風越公園にはスポーツ施設や植物園もあり、一日を通して自然と文化にふれることができます。