長野県 » 木曽

木曽 観光ガイド

中山道の宿場町として栄えた木曽は、現在も当時の姿を残し、気軽に歴史散歩が楽しめるエリア。自然と調和した町並みは、日本人だけでなく外国の観光客にも人気があります。

木曽エリアには妻籠宿、御嶽山、開田高原などの観光スポット、OSJおんたけスカイレース、木曽音楽祭、御嶽スーパートライアスロン大会などの観光イベント、馬肉料理、そばなどのご当地グルメがあります。

木曽といえば、豊かな自然と 宿場町で有名です。中山道の宿場町として栄えた木曽は、現在も宿場を残し、なかでも妻籠宿が特に有名です 。桜、あじさい、新緑の美しい緑に青い空というように、昔なつかしい宿場町と自然の調和には、江戸時代へタイムスリップしたかのような感覚を覚えます。宿場町の周囲をハイキングすることもでき、道程では滝や峠、水車などを見ながら自然を楽しむこともできます。

地域の特色を生かした郷土料理もそろっています。特に、夏場の気温の寒暖差を利用して生産された蕎麦は、風味豊かで甘いと評判が高い逸品です。また、長野といえば野沢菜漬けが有名ですが、ここ木曽エリアでは、塩を使わず乳酸菌だけで発酵させた「すんき」というカブの茎の漬物があります。この地域ならではのヘルシーな食品として注目されています。

木曽のおすすめスポット

観光地や名物をピックアップ!

妻籠宿

タイムスリップしたかのような江戸時代の宿場町

江戸と京を結んでいた中山道42番目の宿場。日本で初めて町並保存に取り組んだ妻籠宿は、街道沿いに江戸時代の家並が残り、当時の雰囲気を味わえる。国の重要伝統的建造物群保存地区の最初の選定地の一つに選ばれた。町には電柱がなく、どこか懐かしく、落ち着く雰囲気。 南木曽町博物館」は、忠実に復元された「本陣(諸大名らが宿所とした幕府公認の旅館)」・ 妻籠宿本陣小説家である島崎藤村が本陣、庄屋を兼ね勤めた建物で、島崎藤村の母の生家でもある。明治時代に取り壊されたが、江戸時代後期の間取図を元に復元された。 脇本陣 奥谷(おくや)1877年竣工の当時の粋が集まった総檜造りの堂々たる屋敷。問屋を勤めた林家の...»

御嶽山

命の息吹を感じる霊峰御嶽

御嶽山は、標高3,067メートルの火山で、日本において富士山に次いで2番目に高い独立峰として知られています。この火山は、四季を通じてハイキングや登山、ウィンタースポーツなどを楽しむ多くの自然愛好者に親しまれています。また、御嶽山は日本百名山、新日本百名山、そして花の百名山のひとつにも選ばれ、その美しい自然環境は広く認識されています。 地理と特徴 山の形状と広がり 御嶽山は、南北約3.5kmにわたる台形型の山頂部を持つ特異な地形を特徴としています。その広大な裾野は、長野県木曽郡木曽町・王滝村と岐阜県下呂市・高山市にまたがっています。山頂には5つの火口湖が点在しており、それぞれ一ノ池から五ノ...»

ローメン

半世紀以上の歴史をもつご当地麺。スープ有り無しが両方楽しめる

中央アルプスと南アルプスの山々に挟まれた、長野県の伊那市は、天竜川が流れる自然の恵み豊かな町。そこの名物”ローメン”は、マトン(羊肉)などの肉類と野菜を炒め、太めの中華麺を蒸したものを加えた独特の麺料理だ。昭和20年代後半に、中華料理店の主人が考案したといわれており、当時は”炒肉麺(チャーローメン)”と呼ばれたが、それが変化して「ローメン」になったという。それから半世紀を経て、伊那の食文化に浸透し、現在ではローメン扱う店も多い。ローメンには、ラーメン風のものとソース焼きそば風の2種類があるようだ。 ローメンは、長野県の伊那地方で生まれた独特な麺料理で、羊肉と野菜を炒めて蒸した太めの中華麺を使...»

ソースかつ丼

駒ヶ根産の食材で丁寧に作ったソースを使ったかつ丼

地元「駒ヶ根産」にこだわった食材と、特製のソースを使ったかつ丼。かつ丼というと、普通煮かつを卵でとじたものを思い浮かべるが、このかつ丼はソースで味付けをしたもので、かつ丼「元祖」ともいわれている。発祥は、大正10年に早稲田高等学院生中西敬二郎氏らが考案したといわれ、周囲の食堂で学生をターゲットとしたメニューとして出され、そこから全国へと広まっていったといわれる。ご飯とかつの間にキャベツがあるので、肉料理特有のもったりとした重量感や、胃がもたれるようなしつこさが軽減され、アッサリと食べられる。また隣の伊那市でも「ソースカツ丼」が盛んであり60年以上続く老舗では「元祖ソースカツ丼」といわれ伊那の人...»

馬刺し(長野県)

栄養価が非常に高く、タンパク源として古くから馴染み深い食材

長野県の伊那谷は内陸にあることから馬による荷送りが盛んで、老いて働けなくなった馬を食べる習慣がつき、古くから馬肉料理に親しんできた。馬肉料理の代表的は馬刺しで、おろし生姜またはおろしニンニクと、醤油で食べる。とろっとした舌触りはまさに絶品で、栄養価も高い。牛豚鶏などよりも低カロリー・低脂肪・低コレステロール・高たんぱく質で、カルシウムも牛肉や豚肉の3倍。鉄分はほうれん草・ひじきより豊富で、豚肉の4倍・鶏肉の10倍はあるという。...»

ごぼとん丼

黒豚とごぼうが出会い、南信州に新たな名物料理が誕生!

下伊那郡の最北端に位置する松川町。りんごや梨といった果樹栽培が盛んで、採れたりんごや梅を糧に育てられた黒豚は、独特の甘さが美味!松川町産のごぼうとのご当地コラボで、「ごぼとん丼」が生まれた。中華料理屋、割烹料理屋、喫茶店、居酒屋など、提供してくれる店は実に多様。余計な油分を落としてさっぱりと仕上げたもの、黒砂糖やりんごジュースで豚を煮込んだもの、わさびを添えてアクセントを効かせたものなど、松川町ならではの味とバリエーションが、「ごぼとん丼」には秘められている。...»

さくら丼

桜色の上質な馬肉の丼、多彩なアレンジはここだけ?

飯島町名物・さくら丼とは、上質なさくら肉(馬肉)を使った親しみやすい丼料理のこと。品質の高い馬肉は桜色をしているというところからさくら肉と呼ばれている。フランスでは日常的に食されており、赤み肉は鶏ささみと同等の低カロリーなうえに、グリコーゲンや良質の動物性タンパク質が多く含まれるヘルシーメニューということで、女性にも人気がある。かの武田信玄の時代から優秀な馬の産地として名高く、江戸時代は三河方面へつながる町沿いの伊那街道(三州街道)を中馬が走っていた飯島町。海がない信州では当時、動物性タンパク源を得られる食品としても貴重な存在だった。...»

朴葉巻(長野県)

木曽の地域ではちまきや柏餅でなく朴葉巻

朴葉の殺菌力を生かし、木曽谷と下伊那南部の山村では、朴葉飯、朴葉強飯、朴葉結び、朴葉寿司、朴葉巻などがつくられた。作る家庭は少なくなったが、朴葉巻・朴葉餅は端午の節供の行事食として伝承され、木曽路の菓子屋さんでその時期に製造販売されている。 深い山々で育まれた伝統のお菓子!ちまき、柏餅に並ぶ「朴葉巻」 お餅で餡を包み、朴葉でくるんで蒸しあげた和菓子。蒸し上げることで朴葉の芳しい香りがお餅に移り、朴葉の抗菌作用により日持ちの良いことが特徴だ。餡はつぶ餡をはじめ、こし餡、みそくるみ餡など存在する。ひと口かじると、素朴な味わいと山の香りがひろがる。 【歴史・由来】木曽谷と下伊那南部の山村を中心...»

大平

お祝いの席の定番料理

木曽地方で冠婚葬祭のときに食べる具沢山の煮物。里芋・しらたき・鶏肉・にんじん・大根・しいたけ…などを大鍋で大量に煮てお醤油で味付けする。...»

万年鮨

王滝村の行事食・ハレの食

山の中ならではの食材岩魚を使った馴れ鮨。正月料理・行事食として発達。岩魚(他の川魚でもよい)の内臓を取り、多量の塩で漬け込み、食べる1ヶ月前に塩出し、酢飯を詰め、樽の中に重ね並べ重石を置いて発酵させる。現在では1割程度の家庭でのみ伝承。...»

すんき漬

先人の知恵によって作られた漬物。江戸時代は年貢として上納

「すんき漬」は、活きた乳酸菌の防腐性を利用した食塩無添加の漬物。開田村を中心とした山深い地方では、古くから保存食として常食されてきた。毎年、秋になると漬け床へ赤かぶの「かぶ菜」をつぎたし、乳酸菌を増やす。冬の野菜不足を補うための、古人の知恵をそのまま受け継いだ伝統的な漬物で、ヨーグルト、乳酸菌飲料等と同じように乳酸菌による漬物のため「すっぱさ」が特徴となっている。すんき漬けの歴史は古く、約300年前の江戸時代に、藩に年貢として差し出した記録が残されている。 旬 10月 11月 12月 1月 2月 山深い木曽地域は古くから独自の食文化が根付いており、そのひとつに赤かぶの葉を使った「すんき漬け...»

竜峡小梅

疲労回復や殺菌効果など、古くは薬としても食べられた代表品種

梅の生産地と言えば甲州、信州、紀州といわれている。竜峡小梅は名前の通り小粒の梅の品種で、小梅の大半を占め、カリカリ梅干しなどにされる品種です。そのルーツは古く、大正時代に松川村(現下伊那郡松川町)で栽培されていた小梅の中から発見された品種で、自生種の中から選抜された優良品種。古くから梅の効能は知られており、「梅は三毒を絶つ」「梅はその日の難のがれ」「朝夕1個食べれば、医者要らず」と言われる。現在知られる効能には、疲労回復・食中毒予防・食欲増進・老化予防・整腸効果・骨の強化がある。 旬     5月 6月 ...»

長野県