八ヶ岳の西から諏訪湖一帯の風光明媚なエリア。美しい白樺林に囲まれた白樺湖は避暑地として有名。国内最古の神社の一つ諏訪大社への参拝客も多く訪れます。
諏訪・蓼科・八ヶ岳には諏訪湖、白樺湖、車山高原などの観光スポット、諏訪湖祭湖上花火大会、星空の映画祭、諏訪圏工業メッセなどの観光イベント、日本酒、馬刺し、そばがきなどのご当地グルメがあります。
諏訪は長野県南方に位置するエリアで諏訪湖がある武田信玄縁の歴史エリアです。近くには時計で有名な「セイコーエプソン」の本社もあり、「タケヤ味噌」で有名な竹屋もあります。八ヶ岳は日本の山塊で、今でも火山帯のままです。この付近は標高が高いため、周辺に高山植物が多く、広葉樹と、針葉樹の層が見られ、見ていて不思議な気持ちになります。
蓼科は色々な不思議な歴史があり、周辺の八ヶ岳ができた理由や、八島湿原ができた理由、また諏訪湖ができた理由にさまざまな仮説があり、言い伝えとなっています。この付近では黒曜石がとれ、さまざまな遺跡にその跡が残っています。また信玄公の隠し湯もあるとされるなかなかロマンティックな話や言い伝えの多い地域でもあります。
この付近のエリアには神社仏閣も多く、さまざまな文化財がたたずんでいます。「子檀嶺神社」や国宝の三重塔のある「大法寺」また木曽義元が創建したと言われる「玉林院」や松尾芭蕉の詠んだ句碑もある「木曽の桜」もあります。その他にも葛飾北斎も一時住んだと言われる「小布施」や、コスモスが綺麗な「黒姫高原」、冬にはスノーボードやスキーのメッカになる「野沢温泉」もこのエリアです。
信州といえば「信州そば」ですが、名産はそれだけではありません。「信州牛」による「しゃぶしゃぶ」は最高の味わいで、「ステーキハウス ノースポイント」は一度は食べておきたい食事処です。「手打ち蕎麦切り 夢山亭」は本格的な信州そばが堪能できます。
お腹がいっぱいになったら歴史の勉強もしてみたくなりますが、諏訪市には「諏訪市美術館」があり、「蓼科高原」エリアでは雲海を堪能することができます。また名前があまりにも有名な「霧ヶ峰高原」は高山植物に囲まれた非常に美しい景色を見せてくれます。「八島ヶ原湿原」も同様に美しい景色に目を奪われるでしょう。「白樺湖」は典型的な標高の高い湖で見たこともない青さに感動するはずです。夏には涼しいこのエリアは車でのドライブに適しています。それぞれの地域には高速バスも出ていますので、利用してみましょう。
全国に約25,000社ある諏訪神社の総本社。旧称は「諏訪神社」で「お諏訪さま」「諏訪大明神」等とも呼ばれる。日本最古の神社の1つとされるほど古くから存在しており、信濃国の一宮。 社殿の四隅に御柱と呼ぶ4本のモミの木柱が建てられているほか、社殿の配置にも独特の形を備えている。社殿は華美な装飾・塗装はなされず、全て素木造で、多数が重要文化財に指定されている。 諏訪湖を挟んで南岸に上社、北岸に下社があり、上社には本宮と前宮、下社には秋宮と春宮が鎮座している。社格に序列はない。 上社は、本宮・前宮からなり、下社と異なり二宮は古くは本社・摂社という関係だった。狩猟民族的な性格を有している。 かつ...»
海抜759メートル、周囲約15.9kmある長野県で最大の湖。湖畔は公園やジョギングロードが整備され、湖上ではカヌーやワカサギ釣り、遊覧船、水陸両用観光バスなどが楽しめる。 諏訪湖祭湖上花火大会が8月15日に諏訪湖上で繰り広げられ、日本屈指の打ち上げ数の花火が夜空を彩る。 周辺には「諏訪神社」の総本社や、映画のロケ地で有名な「立石公園」があり、美術館や博物館も数多く点在。 全面氷結かつては毎年のように厚い氷が湖面をおおい、戦前には氷上での戦車の走行や航空機の離着陸の訓練まで行われていた。ワカサギの穴釣りをはじめ、アイススケートなども行われていたが、近年は全面氷結の頻度が減少していて氷も薄く...»
奈良時代に発見されたと伝えられ、湯田中渋温泉郷に含まれる温泉地。旅館35軒と外湯9ヵ所に対し、源泉の本数は37ヶ所にも及ぶ。 いずれの源泉も高温で60〜90°Cぐらいあり、源泉により各々泉質と効能が異なる。 川沿いに並ぶ木造の建物と石畳で整備された温泉街は浴衣と下駄が良く似合う。 開湯伝説によれば、1300年前に仏教僧の行基が発見したとされる。 戦国時代には数多く存在する武田信玄の隠し湯のひとつだった。武田信玄の寄進によって温泉寺が開かれ、川中島の戦いの折には傷ついた兵士を療養させた場所でもある。 江戸時代には、佐久間象山、小林一茶、葛飾北斎などの文人がこの地を訪れた。 九湯めぐり...»
八ヶ岳連峰を望む標高1416メートルの位置にある周囲約3.8キロメートル、面積約36ヘクタールの湖。湖畔にはレジャーランドや美術館、日帰り温泉施設、スキー場、ホテル、ショップが点在していて、リゾート地となっている。 農業用水を確保するため建設された人工の温水ため池で、1946年に竣工した。白樺湖がある池の平は、もともとシラカバやカラマツ、アシなどの植物が茂る、音無川源流の静かな高層湿原。山々に囲まれた高原の中、四季それぞれに美しい白樺林に囲まれている。概要 白樺湖(しらかばこ)は、長野県茅野市と佐久市にまたがる人工湖で、標高1,416メートルの高原地帯に位置しています。白樺に囲まれた美...»
総本社としての歴史 諏訪大社 上社 前宮は、全国に約25,000社ある諏訪神社の総本社であり、その歴史は非常に古く、旧称は「諏訪神社」とされています。「お諏訪さま」や「諏訪大明神」などの愛称で親しまれ、日本最古の神社の一つとして、その存在感を誇示してきました。また、信濃国の一宮としても知られ、地域の信仰と深く結びついています。 独特な社殿の特徴 諏訪大社 上社 前宮の社殿は、他の神社とは一線を画す独自の特徴を持っています。社殿の四隅には「御柱」と呼ばれる4本のモミの木柱が建てられ、この配置が神聖な空間を創り出しています。さらに、社殿の建築様式は非常にシンプルで、華美な装飾や塗装は施されて...»
諏訪大社の総本社としての歴史 諏訪大社 下社 春宮は、全国に約25,000社ある諏訪神社の総本社として、長い歴史を持つ神社です。旧称は「諏訪神社」とされ、「お諏訪さま」や「諏訪大明神」とも呼ばれています。日本最古の神社の一つとして、古くから地域の信仰の中心であり、信濃国の一宮でもあります。この神社は、長い歴史の中で多くの信仰を集め、地域の文化や風習にも深く根付いています。 特徴的な社殿と建築様式 諏訪大社 下社 春宮の社殿は、独特な配置と構造を持っています。社殿の四隅には「御柱」と呼ばれる4本のモミの木柱が建てられており、この配置が神社の神聖さを一層引き立てています。また、社殿は華美な装...»
諏訪大社 下社 秋宮は、全国に約25,000社ある諏訪神社の総本社として、日本各地に広がる信仰の中心となっています。旧称は「諏訪神社」とされ、「お諏訪さま」や「諏訪大明神」とも呼ばれるこの神社は、日本最古の神社の一つとしての歴史を誇り、信濃国の一宮として古くからその名を知られています。この神社は、その長い歴史の中で、多くの人々に崇拝され、地域の信仰や文化の中核を成してきました。 秋宮の独特な社殿 諏訪大社 下社 秋宮の社殿は、その独特な構造と配置で知られています。社殿の四隅には「御柱」と呼ばれる4本のモミの木柱が立てられており、この配置は神社の神聖さを強く象徴しています。また、社殿は華美な...»
高島城はかつて「諏訪の浮城」と呼ばれ、その堅固さから難攻不落の城として知られていました。諏訪湖に突き出た水城で、その独特な立地から日本三大湖城の一つに数えられており、城の歴史的価値は非常に高いです。 高島城の築城と構造 この城は1592年から1598年にかけて、諏訪湖畔に築かれました。総石垣造りで、8棟の櫓、6棟の門、3重の天守などが整然と配置され、近世城郭としての体裁が整えられました。当時の最新技術が駆使され、軟弱な地盤に適応するために木材を筏状に組み、その上に石を積むという工夫が施されました。天守は独立式望楼型の3重5階で、各所に華頭窓が使用され、屋根には瓦ではなく、檜の薄い板を使った...»
諏訪の山浦地方では、祝儀・不祝儀を問わず、人寄せがあると各家庭でつくった最高のご馳走だった。...»
硬骨魚綱サケ目キュウリウオ科に属する冷水魚。和名は「若い小魚」という意味。主に沿岸や湖沼とそれに流入する河川に生息する。長野県には諏訪湖、松原湖、立岩湖などに生息し、わかさぎ釣りができる湖がたくさん存在する。長野県のわかさぎは型が良いことで有名。例年12月中旬頃~3月始め頃までの釣り解禁中に釣れるわかさぎは11~14cmサイズのものが多い。沢からの冷水で引き締まったスリムな魚体は何とも美味で、そのまま刺身にしてもよい。ほとんどのわかさぎ料理は骨ごと食べられる。 旬 12月 1月 2月 3月...»
信州の香りと風味豊かな味わい、カリカリッとした歯切れが特徴の山菜・山ごぼう。長野では、安土桃山時代から、山ごぼうを味噌に漬けて、保存食としてきたという。「山ごぼう漬」の作り方は、塩水でアク抜きした山ごぼうを、塩で下漬けし、味噌・みりん・砂糖などを合わせた漬床に入れて漬け込むのが一般的だ。地域によっては、赤味噌を使ったり、味に違いがあるので、それぞれの味を楽しむのもいい。また、山ごぼうは食物繊維が豊富で、低カロリーなので、体に優しい食材としても知られている。 山ゴボウとヤマゴボウ 「山ゴボウ」の漬物は、キク科のモリアザミ、オニアザミ、オヤマボクチなどのアザミ類やヤマボクチの根を原料としていま...»
冬の高原地帯の寒気を利用した天然角寒天づくりは、長野県を代表とする地場産業であり「信州寒天」づくりは冬の風物詩。 諏訪地方で寒天の製造が始まったのは1658年(万治1)の冬、参勤交代途上の島津侯が京都伏見(ふしみ)の旅宿美濃屋(みのや)太郎左衛門方で、食べ残しのところてんを戸外へ捨てたところ、寒夜のもとで凍結し、日中になると解けて乾燥し、鬆(す)の入った乾物になった。これをヒントに宿の主人が創製して売り出したのが寒天の始まりという。 諏訪地域の寒天製造業は、低温な気候と安定した天気に恵まれ、他の地域よりも長く製造できることと、明治末期の鉄道開通によって発展した。寒天産業が始まったのは江戸時代...»
諏訪地域の寒天製造業は、低温な気候と安定した天気に恵まれ、他の地域よりも長く製造できることと、明治末期の鉄道開通によって発展した。寒天産業が始まったのは江戸時代。寒天作りの出稼ぎに出ていた小林粂左衛門が、故郷へ製法を持ち帰ったのが始まりだといわれている。寒天は、海藻のテングサとオゴノリなど紅藻類を煮て固めたものを、凍結・乾燥を繰り返してつくられる。諏訪地域では、夏の料理をはじめ、菓子や年中行事の料理に必ず出てくるのが「天寄せ」である。天寄せとは、寒天を使った「寄せもの」のこと。諏訪大社の御柱祭では、祭りのおもてなし料理として振舞われている。諏訪地域の冠婚葬祭には欠かせない料理で、行事や季節など...»
日本酒の仕込みに使用している霧ヶ峰の伏流水と上諏訪の温泉水から醸造された“諏訪浪漫ビール”。日本酒の杜氏が熟練の技を駆使して醸造した味わいは、しっかり醗酵した深みとコクが感じられる。ビールの種類は、喉ごしがすっきりとしたケルシュタイプの「しらかば」、麦芽の味と香りを閉じ込めたコクのあるアルトタイプの「りんどう」、香りにこだわって醸したスタウトタイプの「くろゆり」の3つ。大粒の二条大麦を100%使用したという本格的な味を堪能して欲しい。 キレのある旨いビールを醸すには、酵母が活発に活動しなければなりません。そのためには、酵母の活動を助けるミネラルを多く含んだ水、「硬水」を仕込み水に使用する必要...»