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伊那・駒ヶ根

伊那、駒ヶ根の観光におすすめスポット

観光地や名物をピックアップ!

伊那 駒ヶ根 観光ガイド

伊那・駒ヶ根の観光・旅行 Info

伊那市の見どころ

1. 高遠城址公園(たかとおじょうしこうえん)

高遠城址公園は「天下第一の桜」と称されるほど桜の名所として知られています。春には約1500本のタカトオコヒガンザクラが咲き誇り、多くの花見客でにぎわいます。桜以外の季節も城跡としての風情ある景観が魅力です。

2. みはらしファーム

農業体験や果物狩りが楽しめる観光農園施設です。春のいちご狩りや秋のりんご狩りなどが人気で、地元野菜の直売所やレストランも併設されています。温泉施設「みはらしの湯」もあり、ゆったりと過ごせます。

3. 伊那谷道中かぶちゃん村

江戸時代の町並みを再現したテーマパークで、昔の暮らしや文化を学べます。手裏剣体験や和菓子作り体験など、子どもから大人まで楽しめる工夫がいっぱいです。

駒ヶ根市の見どころ

1. 中央アルプス駒ヶ岳ロープウェイ

駒ヶ根高原から出発する駒ヶ岳ロープウェイは、標高2600メートル近くまで一気に登れる大迫力の観光ルートです。晴れた日には、千畳敷カールから南アルプスや富士山を望む絶景が広がります。

2. 光前寺(こうぜんじ)

平安時代創建とされる光前寺は、しだれ桜や苔むした石垣が美しい古刹です。「早太郎伝説」の霊犬にちなんだ守護犬「早太郎のお守り」が人気で、厄除けや開運を願う人々が訪れます。

3. 駒ヶ根ファームス

駒ヶ根産のそばやソーセージ、地ビールなどを堪能できる観光施設です。駒ヶ根ソースかつ丼をはじめ、地元食材を使ったグルメが楽しめるレストランや特産品ショップが充実しています。

自然を楽しめるスポット

1. 分杭峠(ぶんぐいとうげ)

「ゼロ磁場」としてスピリチュアルなパワースポットとして知られる峠です。全国から多くの人が訪れ、大自然の静寂の中でエネルギーを感じる場所とされています。登山道も整備されており、トレッキングにも最適です。

2. 横山峡(よこやまきょう)

伊那市の山間にある渓谷で、紅葉の名所として知られています。清流と滝が織りなす美しい景観を眺めながらのハイキングが楽しめます。特に秋の紅葉シーズンはおすすめです。

伊那・駒ヶ根のグルメガイド

伊那市・駒ヶ根市の名産品

信州そば

信州そばは、長野県全域の名物ですが、伊那・駒ヶ根エリアでも高品質のそばが栽培され、香り高いそばが味わえます。冷たいざるそばや温かいかけそばなど、四季に応じて楽しめます。

市田柿(いちだがき)

南信州特産の市田柿は、干し柿の高級品として全国に知られています。甘味が凝縮されたその味わいは、お茶うけや贈答品として大人気です。

伊那谷野菜

伊那谷は自然環境に恵まれた農業地帯で、レタス、キャベツ、トマト、ズッキーニなど多彩な野菜が育てられています。地元の直売所では新鮮な野菜を購入することができます。

ローカルフード

駒ヶ根ソースかつ丼

駒ヶ根の名物料理として全国的に有名なソースかつ丼は、ジューシーなとんかつを甘辛いソースにくぐらせ、ご飯にのせたボリュームたっぷりの一品です。カツのサクサク感とソースのコクが絶妙にマッチします。

伊那名物・ローメン

ローメンは、羊肉または豚肉とキャベツ、もやしなどを炒め、中華麺にスープをかけた伊那独特の麺料理です。店ごとに味が異なるのが特徴で、ニンニクや酢、七味などで自分好みにアレンジして楽しめます。

山賊焼き

山賊焼きは、にんにくの効いたタレに漬けた鶏もも肉をカリッと揚げた信州の郷土料理です。伊那でも食べられる名物で、ビールとの相性も抜群です。

人気のレストラン・食事処

明治亭(駒ヶ根市)

ソースかつ丼の名店として知られ、行列必至の人気店です。特製のソースとサクサクのとんかつのハーモニーが味わえます。ファミリーにもおすすめです。

萬里(ばんり)(伊那市)

ローメンを提供する老舗の中華料理店で、地元民にも観光客にも人気です。クセになる味わいで、伊那観光の食の定番となっています。

道の駅 南アルプスむら長谷

地元食材を使った料理やスイーツが楽しめる人気スポット。特に「クロワッサン」が有名で、焼きたての風味を求めて多くの人が訪れます。

おすすめのお土産

早太郎まんじゅう(駒ヶ根)

光前寺の霊犬・早太郎にちなんだお饅頭で、優しい甘さのこしあんとしっとりした皮が特徴です。地元の定番土産として人気があります。

市田柿スイーツ

干し柿の市田柿を使用した洋菓子や和菓子は、上品な甘味で女性や年配の方にも人気です。チョコレートやチーズとの組み合わせなど、進化系商品も豊富です。

信州味噌

伊那や駒ヶ根では天然醸造の味噌が数多く作られており、風味豊かでまろやかな味わいが特徴です。家庭用や贈答用としてもおすすめです。

伊那・駒ヶ根の季節の祭り・イベント

伊那市の主な祭り・イベント

伊那まつり

伊那まつりは、毎年8月に開催される伊那市最大規模の夏祭りです。市民参加型の「市民おどり」や華やかな「花火大会」、そして各種ステージイベントが行われ、街全体がにぎわいます。浴衣姿の人々であふれ、夏の風物詩として親しまれています。

春の高遠さくらまつり

春に高遠城址公園で開催されるさくらまつりは、日本三大桜の名所にも数えられるイベントです。タカトオコヒガンザクラが約1500本咲き誇り、夜間はライトアップも行われ、幻想的な雰囲気に包まれます。

高遠石工の里フェスティバル

秋に開催されるこのイベントでは、高遠地域の伝統工芸である石工技術を体験できるコーナーや展示、石製品の販売が行われます。地元ならではの文化が体感できる貴重な機会です。

駒ヶ根市の主な祭り・イベント

駒ヶ根まつり

毎年8月中旬に行われる駒ヶ根まつりは、市内中心部を舞台に「こまがね太鼓」や「みこし練り歩き」、「ダンスパレード」などが行われる市民参加型のイベントです。迫力ある太鼓の演奏と熱気にあふれる踊りで観客を魅了します。

光前寺・しだれ桜ライトアップ

春になると、早太郎伝説で有名な光前寺の境内に咲くしだれ桜がライトアップされます。静寂な境内に浮かぶ桜の幻想的な光景は訪れる人々を魅了し、夜桜の名所として人気を集めています。

赤穂の火祭り(秋)

駒ヶ根市の赤穂地区で行われる伝統的な秋祭り。神社の境内で大きなたいまつに火を灯し、五穀豊穣や無病息災を祈願する幻想的な火の行列が見どころです。地元住民の信仰と結びついた重要な行事です。

地域に根ざしたイベントや取り組み

里山文化と自然体験

伊那・駒ヶ根地域では、南アルプスや中央アルプスの大自然に囲まれた里山文化が息づいています。季節ごとに自然体験イベント(トレッキング、山菜採り、星空観察など)や農業体験も盛んで、都市では味わえない体験型観光が楽しめます。

ローカルフェスやマルシェ

地元食材や手作り品を集めたファーマーズマーケットやクラフトフェアなども年間を通して開催されています。手作りの温かみと人々とのふれあいが、旅の思い出に深みを加えます。

伊那・駒ヶ根の気温・天候

長野県南部に位置する伊那市と駒ヶ根市は、中央アルプスと南アルプスに囲まれた内陸の高地にあり、年間を通じて気温の寒暖差が大きいことが特徴です。標高はおおよそ500〜800メートルに位置し、冬は寒冷、夏は比較的涼しく乾燥しています。

春(3月〜5月)

気温と気候

春は日差しが暖かくなり、3月下旬から徐々に雪が解け始め、4月には桜の開花を迎えます。平均気温は3月で5℃前後、4月で12℃前後、5月で17℃前後です。朝晩はまだ冷え込むことが多く、春先は防寒着が必要です。

自然の魅力

駒ヶ根の光前寺のしだれ桜や、伊那の高遠城址公園の桜が見ごろを迎える時期で、全国から花見客が訪れます。山の残雪とのコントラストも美しい季節です。

梅雨(6月中旬〜7月中旬)

気温と気候

梅雨の時期は湿度が高く、降水量が増えるものの、都市部に比べれば涼しさが保たれます。平均気温は6月で20℃前後、7月で23℃前後です。雨具や滑りにくい靴が必要な場面もあります。

特徴的な点

山間部では霧が発生することもあり、視界不良に注意が必要です。ただし、梅雨明け直後は新緑が美しく、ハイキングや自然散策に最適な時期でもあります。

夏(7月下旬〜9月)

気温と気候

夏は日中の最高気温が30℃近くになる日もありますが、夜間は20℃を下回ることが多く、冷涼な避暑地として人気です。湿度も比較的低く、過ごしやすいのが特徴です。

自然との調和

登山シーズンが本格化し、中央アルプス駒ヶ岳ロープウェイを利用して高山植物や涼しい高原を楽しめる季節です。また、川遊びやキャンプにも適しています。

秋(9月下旬〜11月)

気温と気候

秋は朝晩の冷え込みが増し、10月には最低気温が一桁台になります。平均気温は9月で20℃前後、10月で14℃前後、11月で8℃前後です。晴天が多く、空気が澄んだ日が続きます。

紅葉と季節の移ろい

駒ヶ根の千畳敷カールや、伊那市の山々では紅葉が美しく、10月中旬〜11月上旬が見頃となります。写真撮影やハイキングに最適なシーズンです。

冬(12月〜2月)

気温と気候

冬は冷え込みが厳しく、最低気温は-5℃以下になることもしばしばです。日中でも0℃〜5℃程度で、雪が降る日もありますが、市街地では積雪はそれほど多くはありません。

特徴的な冬の風景

周囲の山々にはしっかりと積雪があり、冬山登山やスキー、スノーシュー体験も可能です。空気が澄んで星空が美しく、冬ならではの夜景や天体観測も楽しめます。

雨・台風について

年間降水量と注意点

年間を通じて降水量は比較的少なめですが、梅雨と秋の台風シーズン(9月頃)には集中的な雨が降ることもあります。台風の直撃は少ないものの、山間部では土砂災害や川の増水に注意が必要です。

天候の変化に備えて

山間地帯特有の天候の急変があるため、防寒具や雨具を常備することをおすすめします。特に登山や屋外活動をする場合は、最新の天気予報のチェックが欠かせません。

伊那・駒ヶ根へのアクセス

鉄道を利用したアクセス

JR飯田線の利用

伊那市駅および駒ヶ根駅へは、JR飯田線の利用が便利です。飯田線は、愛知県の豊橋駅から長野県の辰野駅を結ぶ路線で、南アルプスの山間部を縫うように走る風光明媚な路線です。

主要なアクセス例:

名古屋方面から
名古屋駅 →(中央本線特急しなの 約50分)→ 岡谷駅 →(JR飯田線 約1時間)→ 伊那市駅/駒ヶ根駅

東京方面から
新宿駅 →(中央本線特急あずさ/かいじ 約2時間)→ 塩尻駅 →(中央本線経由で岡谷駅)→(JR飯田線 約1時間)→ 伊那市駅/駒ヶ根駅

自動車を利用したアクセス

中央自動車道の利用

自家用車やレンタカーを使ってアクセスする場合は、中央自動車道の伊那ICまたは駒ヶ根ICの利用が便利です。どちらのインターチェンジも市街地まで約10分以内で到着します。

主要都市からのアクセス時間(目安):

高速バスを利用したアクセス

都市間高速バス(伊那バス・信南交通など)

伊那市駅・駒ヶ根駅には、東京・新宿、名古屋、大阪などから高速バスが運行されています。料金が比較的安価で、直行で行けるため便利な選択肢です。

主なバス路線:

各都市からのバスは「伊那バスターミナル」や「駒ヶ根バスターミナル」に停車し、駅前から各宿泊施設や観光地への移動も便利です。

航空機を利用する場合

最寄り空港と連絡交通

伊那・駒ヶ根には空港はありませんが、最寄りの空港としては松本空港(信州まつもと空港)があり、東京(成田)・札幌・福岡などからの便が利用可能です。松本空港からは車で約1時間半ほどで伊那・駒ヶ根に到着します。

伊那・駒ヶ根の移動手段

鉄道による移動

JR飯田線

伊那市駅駒ヶ根駅など、伊那谷を南北に走るJR飯田線は、地域内の主要な鉄道路線です。
この路線は、辰野駅から飯田市や豊橋駅方面へとつながっており、各駅間の移動に適したローカル線として利用されています。

ただし、列車の本数が少ないため、時刻表を事前に確認してからの移動をおすすめします。

路線バス・コミュニティバス

伊那バス(伊那市・駒ヶ根市内路線)

伊那バス株式会社が運行する路線バスは、伊那市・駒ヶ根市内の主要施設や観光地を結んでいます。例えば、伊那市駅から高遠方面への便や、駒ヶ根駅から駒ヶ岳ロープウェイ方面への便が運行されています。

市営・町営のコミュニティバス

伊那市の「い〜なバス」駒ヶ根市の「こまがねバス」など、地域住民向けの運行もされていますが、観光客も利用可能です。料金も低廉で、100〜200円程度で乗車可能です。

注意点

バスの運行本数は限られており、早朝や夕方以降は便数が少ないため、観光の計画には注意が必要です。

タクシー・観光タクシー

タクシーの利用

伊那市・駒ヶ根市内には複数のタクシー会社があり、駅前や観光施設周辺から利用可能です。短距離の移動や公共交通のないエリアへのアクセスに便利です。

観光タクシー(貸切タクシー)

地元の運転手がガイドを兼ねて案内してくれる観光タクシーサービスもあり、時間制で観光名所を効率よく巡ることができます。1時間あたり4,000~6,000円程度が目安です。

レンタカー・カーシェア

レンタカーの活用

公共交通の便が限られている伊那・駒ヶ根エリアでは、レンタカーを利用することで観光地を自由に巡ることができます。
伊那市駅・駒ヶ根駅周辺には大手レンタカー会社(トヨタレンタカー・ニッポンレンタカーなど)の営業所があります。

カーシェア

近年は、タイムズカーシェアなどのサービスも市内で導入されており、スマートフォンアプリから簡単に利用可能です。

自転車(レンタサイクル)

観光地でのレンタサイクル

一部の観光案内所や宿泊施設では、レンタサイクルサービスも提供されています。
特に春から秋にかけては、田園風景や清流沿いを自転車でのんびり巡る旅が人気です。

例:

徒歩での観光

駅周辺や温泉街

伊那市駅周辺駒ヶ根駅・早太郎温泉周辺などは、徒歩でも十分に散策可能です。
観光案内所では徒歩マップなども配布されており、地元グルメや史跡めぐりにも最適です。

伊那・駒ヶ根の観光コース

伊那・駒ヶ根観光モデルコース

1日目:伊那市エリアを満喫

午前:高遠城址公園(たかとおじょうしこうえん)を訪問

春には桜の名所として知られる高遠城址公園を訪れます。日本三大桜の名所の一つとして、多くの観光客で賑わいます。
桜の時期以外でも、城跡や周辺の石垣、武家屋敷跡を散策でき、歴史ロマンに浸れるスポットです。

昼食:伊那名物「ローメン」を味わう

伊那市のご当地グルメ「ローメン」を提供する老舗「萬里」や「うしお」などで、独特な蒸し麺と羊肉の味わいを体験してみましょう。

午後:みはらしファームで農業体験と温泉

果物狩りや手作り体験が楽しめる「みはらしファーム」で、季節の味覚を堪能したり、日帰り温泉「みはらしの湯」で旅の疲れを癒せます。

夕方:伊那市街地の散策

レトロな雰囲気の商店街やカフェ、地元の酒蔵などを訪れながら、伊那らしさを体感することができます。

宿泊:伊那市内または高遠温泉郷で宿泊

のどかな温泉宿に泊まり、地元食材を使った料理を楽しみながら、静かな一夜を過ごせます。


2日目:駒ヶ根市の大自然を堪能

午前:駒ヶ岳ロープウェイで中央アルプス登山

駒ヶ根高原からバスでしらび平駅へ移動し、日本一の高低差を誇る駒ヶ岳ロープウェイに乗って千畳敷カールへ。
標高約2,600mの絶景が広がり、夏は高山植物、秋は紅葉、冬は雪景色と、四季折々の風景が楽しめます。

昼食:駒ヶ根ソースかつ丼の名店へ

駒ヶ根市名物の「ソースかつ丼」は肉厚ジューシーなとんかつと甘辛いソースが絶品。「ガロ」や「明治亭」など、人気店で舌鼓を打ちましょう。

午後:光前寺(こうぜんじ)参拝と庭園散策

霊犬早太郎伝説でも知られる名刹「光前寺」では、苔むす参道や幽玄な庭園が心を癒してくれます。
境内にある「光苔(ひかりごけ)」も、見どころのひとつです。

夕方:駒ヶ根ファームスでお土産と地ビールを楽しむ

地元産品が揃う複合施設「駒ヶ根ファームス」で、地ビール(南信州ビール)や信州産ジャム、チーズなどを購入できます。
お土産探しにぴったりです。

宿泊:駒ヶ根高原エリアの温泉宿

中央アルプスを望む温泉宿に泊まり、旅の締めくくりに美しい自然と露天風呂で癒されましょう。


補足情報

アクセスのポイント

伊那市と駒ヶ根市は、JR飯田線でつながっており、車での移動が最も便利です。観光地間はバス便もありますが、本数が少ないため時間管理に注意しましょう。

季節によるおすすめ

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